アラスカ半島でマグニチュード7.3の地震が発生 

2025/07/17 更新: 2025/07/17

16日午後、アラスカ半島近くでマグニチュード7.3の地震が発生し、沿岸地域に津波警報が発令された。

地震の後、アメリカ国立海洋大気局(NOAA)はアラスカ半島の大部分に津波警報を発令した。この警報はアラスカ大陸の最南端からアンカレッジ(クック湾沿いに位置するアラスカ州南部の都市)まで広がっている。

この強い地震はサンドポイント(アイダホ州の都市)から南に54マイル(87キロ)の地点で発生し、震源の深さは約12.5マイル(20.1キロ)。

アメリカ国立気象局は、警報の影響を受けたすべての人々に対し、すぐに内陸または高地に避難するか、「自身の状況に応じて」多層建物の上層に移動するように呼びかけた。

当局は次のように警告している。「強力でで異常な波や海流、そして内陸への洪水は、人々の溺死や負傷を引き起こす可能性があり、陸上や水中の建造物を弱体化させたり、破壊したりする可能性がある」「漂流物や水中の残骸が混じった海水は、人命を危険にさらし、建物や橋を弱体化させたり、破壊したりする可能性がある」

緊急サービス部門は状況を積極的に監視しており、住民に対して警戒を呼びかけ、津波に備えるよう呼びかけている。

ミシガン工科大学のデータによれば、「重大な損害」を引き起こす可能性のある地震のマグニチュードは7.0から7.9の範囲にあり、このような地震は年間に約10〜15回報告されている。

ハワイに津波の脅威はなし

アメリカ国立気象局ホノルル太平洋津波警報センターの報告によると、アラスカで強い地震が発生したが、周辺の島々には影響を及ぼさないとのことだ。

アメリカ国立気象局によれば、「震源地付近の太平洋地域の一部では津波の脅威はあるが、現時点で得られているデータによると、ハワイには津波の脅威はない」と述べている。

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