財務省が発表した2025年6月の貿易統計によると、日本からアメリカへの輸出額が前年同月と比べて11.4%減少し、3か月連続の減少となった。減少幅は特に大きいものとなっている。
今回の輸出減少の主な原因は、自動車の輸出落ち込みであるとされる。アメリカ側の追加関税発動の影響で、日本からアメリカへの自動車輸出額が前年同月比26.7%減少した。このような輸出減少は、関税の影響やメーカー側が米国内の販売価格上昇を抑えるため追加コストを自社で吸収していることなどが背景にある。
6月の日本の輸出総額は前年同月比0.5%減、輸入総額は0.2%増で、差し引きの貿易収支は黒字となった。一方、2025年上半期の貿易収支は赤字となり、これが8期連続となる。
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