中国共産党による臓器狩りに対する抗議の声は、世界各地で絶えたことがない。そんな中、米国・ロサンゼルスの中国領事館前で、再び怒りの抗議行動が巻き起こった。現地の中国系市民らが5日間にわたり連日デモを行い、「中共の生体臓器摘出を許すな」と訴え、その非人道的行為を強く告発した。
参加者たちは「中共は生きた人間からの臓器摘出をやめろ!」と書かれたプラカードを掲げ、スローガンを呼びかけながら、強い怒りをもって中共の人権侵害を非難した。
活動を主催した劉敏氏は、「2006年、遼寧省瀋陽市・蘇家屯の収容所では、裁判もなく拘束された多数の法輪功学習者たちが生きたまま臓器を摘出されていた」と証言し、「これは人間のすることではない」と糾弾した。

活動発起人の鳳照氏は、「中国が誇る大量の臓器移植の背後で、提供元が一切明かされていない」と強い疑問を呈した。

また他の参加者からは、「毎年数十万人もの子どもが行方不明になっており、臓器狩りの犠牲になっている可能性がある」との深い疑念が示され、中国の医療機関がこうした犯罪に加担しているとして強い批判が相次いだ。
臓器摘出の実態を内部告発しようとした医学生・羅帥宇氏が不可解な死を遂げた件についても、「当局による露骨な隠蔽工作だ」との非難が続いた。
さらに、中共が「脳死機械」や「移動火葬車」などを用い、臓器収奪を合法化・隠蔽していると糾弾する声も上がり、「老幹部の寿命を延ばすために子どもの臓器を使うなど正気の沙汰ではない」「もはや人権どころか、人としての倫理が崩壊している」と怒りが噴出した。

抗議者たちは、こうした国家ぐるみの人権犯罪を見逃さず、国際社会の力で真相解明と責任追及を行うよう呼びかけた。
命の尊厳を踏みにじる体制に沈黙することこそ、真の共犯である。中国と経済的に強く関わる日本も、もはや無関係ではいられないのだ。見て見ぬふりをするその沈黙が、次の犠牲を生むことになる。
(※抗議の様子を収めた現地映像です。新唐人テレビより)
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