ホワイトハウス 偏向的なメディアや記者名公開するサイト開設 報道責任追及へ

2025/12/03 更新: 2025/12/03

ホワイトハウスは1日、虚偽報道を行ったとするメディアや記者名を公開する新たなウェブサイトを開設したと発表した。

レビット報道官は記者会見で、これはトランプ大統領が就任時に掲げた公約の具体化であり、「メディアは虚偽や歪曲した報道に対して責任を負わなければならない」と強調した。

レビット氏は米報道界の現状に深い懸念を示し、「残念ながら、わが国の報道水準は歴史的な低水準に落ち込んでいる」と語気を強めた。

「匿名の情報源が、事実関係を十分に把握しないまま記者に話を持ち込み、翌日には主要紙の一面を飾る。検証が軽視される現状は到底看過できない」と、メディアの姿勢を厳しく指弾した。

また同氏は、週末に一部メディアが報じたトランプ氏の健康状態に関する否定的な記事を引き合いに出し、過去に同じ記者がバイデン氏の転倒を「問題なし」と伝えていた点に触れたうえで、「同じ記者が今度は大統領の職務能力を疑問視している。にわかには信じがたい」と疑問を呈した。

「皆さんは大統領にほぼ毎日接しているはずだ。彼は歴代でも屈指の“身近な大統領”であり、連日多忙な日程を精力的にこなしている」と述べ、大統領の健在ぶりを強調した。

ホワイトハウスは同日、トランプ氏の詳細な健康診断報告書3部を公開し、「大統領は極めて健康で、職務遂行にいささかの支障もない」と説明した。

さらにレビット氏は、最近国際水域で沈没した船舶についても言及し、「麻薬を搭載した船だった」と明らかにし、トランプ氏がすでに麻薬カルテルを国外テロ組織に指定し、国防総省に対して掃討作戦を指示したと付け加えた。

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