「世界で最もパワフルな女性」3位に高市首相 「男性中心政治からの転換」と評価=フォーブス

2025/12/11 更新: 2025/12/11

米誌フォーブスは10日「世界で最もパワフルな女性」100人を発表し、3位に高市早苗首相を選出した。首位は欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長だった。

「世界で最もパワフルな女性100人」によると、高市首相は3位に選出された。日本からのランクインは高市氏のみ。

フォーブスは、2025年には女性の政治リーダーにとっていくつか注目すべき前進があったと分析し、「なかでも最大の出来事は、世界第4位の経済規模を持つ日本で高市早苗が首相に就任したことだ」と紹介した。

そのうえで、「長らく世襲と男性中心の政治構造と結びつけられてきた国において、彼女の台頭は多くの観測筋の予想を超えた、現状からの大きな転換を示している」と評した。

首位は4年連続で欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長、2位は欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁だった。

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長 Getty Images
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁 Getty Images

4位にはイタリアのメローニ首相、5位にはメキシコのシェインバウム大統領が選出された。

イタリアのメローニ首相 Getty Images
メキシコのシェインバウム大統領 Getty Images

木原官房長官は11日の記者会見で、記者からパワフルだと感じる点について質問されると、「政策通であり、また、日頃から日々刻々と変わる世界情勢に合わせた形で情報収集、分析、そして勉強を続けている。そういったところが非常にパワフルだ」と語った。

また、「日本維新の会の政策に関する非常に分厚い資料を高市首相はすべて読み込んでいて、政策に対しての深い理解があった。そのことに藤田共同代表が感激したと言っていた」というエピソードを紹介し、「そのことが連立合意実現の一助となったのではないか」と話した。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。
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