日本政府観光局(JNTO)が発表した最新データによると、2025年の観光シーズンにおいて、日本を訪れる観光客数は顕著な増加傾向を示している。1月から11月までの訪日客総数は3907万人に達し、前年に記録した過去最高の3687万人を大幅に上回った。
この増加は、韓国、台湾、米国など19の国・地域からの観光客数が大きく伸びたことによるものだ。11月には、これらの国・地域からの訪日客数がいずれも過去最高を記録した。
その背景には、円安の影響に加え、秋の紅葉シーズンが、国際観光客を強く引きつけたことが挙げられる。
中国共産党が官製メディアを通じて国民に日本旅行を控えるよう呼びかけていたにもかかわらず、中国からの訪日客数も依然として目を引く伸びを見せ、前年同期比37.5%増の877万人に達した。
JNTOの村田茂樹理事長は、今後は東南アジア、北米、欧州からの需要開拓をさらに進め、特定市場への依存度を引き下げていく方針を示した。
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