2025年9月、中国・天津市の天津市民族中学で、高校1年生の男子生徒・王景陽さん(当時17歳)が校内で死亡した。学校側は当初、この事案を「校舎内での転落事故による死亡」と説明したが、その後の経緯をめぐり、強い疑念が残されている。
学校は事故当日、家族に対し「2階から落ちて骨折した」と説明した。しかし後になって、学校側は「実際は4階からの転落だった」と説明を改めている。学校説明は二転三転した。
家族が最も不審に感じているのは、事故直後の現場対応である。父親によれば、実際に転落したとされる4階の窓はすぐ閉じられ、代わりに2階の窓が開けられていたという。家族は、転落地点が意図的に変えられた可能性があるとして、現場偽造の疑いを訴えている。
王さんは病院に搬送後、緊急手術を受けた。その過程で腎臓が1つ摘出された。腎臓摘出は手術中に告げられ、家族が必死に止める中で行われた。その後、母親は切除されたという腎臓を見せられたと明かしている。
高所転落による重傷で腎臓摘出が必要とされるケースはあり得る。だが、ネット上では「手術中に示された腎臓は本当に本人のものだったのか」「腎臓は無傷で、すでに入れ替えられていた可能性はないのか」「医師の説明に誘導され、結果的に腎臓を持っていかれたのではないか」といった疑念が相次いでいる。いずれも事実確認はされていないが、説明の空白と一連の不自然な対応が、こうした推測を呼んでいる。
その後、家族のSNS投稿や動画は次々と削除・非表示となり、遺族の声は抑え込まれた。説明の空白が残る中、腎臓摘出という事実に加え、学校や病院の不自然な対応、説明の変遷、情報の消失が重なり、世論には疑念と推測だけが残った。
そして人々の推測は、同じ地点に集まりつつある。学校も街も、もう安全ではないのではないか。血液検査や健康診断で個人データは把握され、誰かが必要になった時、子どもが選ばれるのではないか。事故に見せかけて命を奪い、臓器を抜き取り、学校や警察は隠ぺいに加担し、遺族は声を上げれば抑え込まれる。
「国家ぐるみのオーダーメイドの殺人」。それ以外に、学校や病院、当局の異様な動きを説明できる理由はない――そうした結論にたどり着いた人々は少なくない。
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