中国 蹴ると外れる手すりのボルト 当局は「安全性に問題なし」と説明

橋の手すりのボルトは「飾り」だった? =中国

2026/03/02 更新: 2026/03/02

中国四川省南部県で、昨年末に改修工事を終えたばかりの橋「肖家大橋」の手すりのボルトをめぐる問題が浮上している。

なんと、橋の手すりに付いていたボルトが、住民が軽く蹴っただけで外れたのだ。

住民が公開した動画には、外れたボルトを手に取る様子が映っている。本人は「貼り付けてあるように見えた」と話している。

この橋は、南充市や成都方面へ向かう主要な道路にあり、地域の交通を支える重要なインフラである。それだけに、不安の声は一気に広がった。

橋を管理する道路部門は、「上に見えるナットは見た目を整えるためのもの。実際の固定は別の部分で行っており、安全に問題はない」と説明。専門家も確認済みだとしている。

しかしネット上では、「なぜ装飾が必要なのか」「本当に安全なら、なぜ紛らわしい作りにするのか」と疑問が相次ぐ。

中には、「本来はボルトで固定する設計だったのではないか」「何らかの理由でその通りに取り付けられず、見た目だけ整えたのではないか」との見方も出ている。ただし、これらはネット上の指摘であり、事実関係は確認されていない。

中国ではこれまでも、道路や橋、住宅などの公共工事をめぐり、施工のずさんさが問題になるケースが後を絶たない。そうした事例が積み重なってきたからこそ、市民は「問題なし」という説明だけでは安心できない。

今回の橋も、構造そのものより先に、「なぜ見た目だけのボルトを付ける必要があったのか」という疑問が残ったままだ。

なぜ飾る必要があるのか。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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