北京の繁華街で、政府を批判する横断幕が掲げられた様子の映像が、最近になって海外のSNSで拡散し、関心を集めている。
映像は2025年10月25日、北京市内の三里屯(さんりとん)の商業施設で撮影とされる。建物2階のバルコニーから、2枚の横断幕を掲げている。現場では拡声器のような音声で、「邪悪な体制を打倒せよ」といった内容の声も流れている。
横断幕には、「共産党の本質は、反人間性・反人類の邪教であり、中国に尽きることのない災厄をもたらす」、「政党結成の禁止を撤廃し、自由に政党をつくり、自由に競争し、自由に選べる社会を実現し、自由・人間性・法治に基づく新しい中国を築け」と明記していた。
その後、警察が現場に入り、横断幕を回収する様子も映っている。
投稿者は、この行動を起こした人物のその後について「現在の状況は分かっていない」としている。拘束された可能性もあるが、詳細は明らかになっていない。
中国では、2022年の共産党大会直前に、北京市内の立橋で反体制の横断幕を掲げた男性の事件(四通橋事件)以降、同様の抗議行動が断続的に報じられている。一方で、厳しい情報統制のもと、こうした出来事の多くは国内では広く伝えられていない。
今回の映像も、発生から時間を経て外部に出た。現地で何が起きているのか、その実態は依然として見えにくい状況が続いている。
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