iPhone 17e発表 A19チップ搭載 9万9800円から

2026/03/03 更新: 2026/03/03

アップルは3月2日、新型スマートフォン「iPhone 17e」を正式に発表した。256GBのストレージを搭載し、9万9800円からという価格設定とした。価格競争力を打ち出し、競争が激化する世界のスマートフォン市場でシェアの維持を図る狙いだ。

同社は、この価格を抑えたモデルを3月4日から予約受付を開始すると発表した。あわせて、新型「M4 iPad Air」も投入する。

アップルのティム・クック最高経営責任者は先週、2日から順次新製品を発表すると明らかにしており、4日に開催される新製品発表会に向けた動きの一環とみられる。

今回の新機種投入は、世界的なメモリーチップの供給不足により価格が上昇する中で行われた。比較的低価格で新製品を販売することは、部品コスト上昇分の一部を自社で吸収し、価格競争力の強化を優先する姿勢を示した形だ。

iPhone 17eは、同一価格でより大容量のストレージを提供することで、価格に対する性能の高さを打ち出したモデルと位置付けられている。新規ユーザーの獲得を図るとともに、供給制約がより深刻な競合他社との競争の中で市場シェアの維持を目指す。

一部のアナリストは、販売価格を据え置いたままストレージ容量を増やすことは実質的な値下げに相当すると指摘する。従来、より大容量モデルを選ぶには追加料金が必要だったためだ。

同社の発表資料によると、iPhone 17eは最新世代のA19チップを搭載し、iPhone 17の標準モデルと同じプロセッサーを採用している。3ナノメートルプロセスで製造されており、エントリーモデルながら性能面での強化が図られた。

また、アップルが自社開発した最新のC1X 5Gモデムも搭載する。C1Xは、前世代のiPhone 16eに搭載されたC1チップと比べて通信速度が2倍に向上し、高速なモバイル通信を実現すると同時に、消費電力の低減も可能にしたという。

本体仕様では、6.1インチの「Super Retina XDR」ディスプレーと「Ceramic Shield 2」ガラスを採用し、耐擦傷性能はiPhone 16eの3倍に向上した。

カメラは単眼仕様だが、2in1カメラシステムを採用し、4800万画素の広角レンズを基に望遠撮影にも対応する設計となっている。

アップルはさらに、iPhone「e」シリーズとして初めてMagSafeに対応させた。磁気吸着式の充電や各種アクセサリーの利用が可能となり、最大15ワットのワイヤレス充電に対応する。前世代モデルは標準的なQi規格によるワイヤレス充電のみをサポートしていた。

アップルは同日、デザインを刷新したiPad Airも同時に発表した。新型M4チップを搭載し、11インチモデルは9万8800円から、13インチモデルは12万8800円から。M3モデルから据え置く。

iPhone 17eは、米東部時間同日午前9時15分から、70を超える国と地域で予約受付を開始し、3月11日に正式発売される予定だ。

李馨
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