中国でいま、AIがドラマを作る時代が一気に広がり、俳優やスタッフの仕事が減っている。
話題になったのは、AIだけで作られた短編ドラマ「霍去病」だ。制作は3人、48時間で完成し、費用は約3千元、日本円で約6万円ほど。これまで何十人も関わっていた制作が、ほとんど人を使わずにできるようになった。
その影響はすぐ現場に出ている。中国最大の撮影拠点・横店では、撮影チームが大幅に減り「仕事がほとんどない」という声が広がっている。
俳優の収入も急落している。出演料は3割から5割以上下がり、主演クラスでも日給は約1万6千円から2万円ほど。しかも、仕事自体が激減している。
現場からは「今年はほぼ仕事がない」「もう続けられない」といった声が相次ぐ。これまで安定していた人でも、急に仕事が途切れている。
さらに、地方の撮影現場でも同じことが起きている。AI作品が増え、撮影そのものが減り、別の仕事を探そうとしても見つからない人が増えている。
背景には業界の不振もある。2025年には中国の実写短編ドラマの9割以上が赤字となり、制作会社はコストの安いAIに一気に切り替えた。
AIで安く早く作れるようになった一方で、人の仕事が急速に消えている。
中国の映像業界はいま、大きな転換点に入っている。
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