中国 支払い済みでも無効扱い 連休前に広がる宿泊トラブル

中国ホテル予約が一方的キャンセル 再予約で料金10倍に

2026/03/30 更新: 2026/03/30

中国の大型連休である「メーデー(労働節、5月1~5日)」を前に、各地でホテルの値上げが始まる中、予約をめぐるトラブルが波紋を広げている。

支払いまで済ませた予約が一方的に取り消され、その直後に料金が大幅に引き上げられる問題が起きている。こうしたトラブルは連休のたびに繰り返されている。

中国メディアが取り上げた例では、雲南省の観光地を訪れる予定だった女性は、連休期間の宿泊代としてホテルを約322元(約7400円)で予約し決済も完了していた。しかしホテル側は「価格設定ミス」を理由に予約の確定を拒否し、キャンセルを求めた。

その後、同じ日程・同じ部屋を確認すると、料金は約3300元(約7万6千円)に急騰。10倍以上の値上げとなっていた。女性は予約サイトに相談したが、補償は数十元(約700円から900円程度)にとどまり、行政への通報にも具体的な対応はなかったという。

観光客の集中に加え、今回は人気歌手のコンサート開催も重なり、宿泊需要が一気に高まったとみられる。

当局は「予約後の一方的なキャンセルや値上げは違反になり得る」としているが、実際にはこうした事例は珍しくなく、連休前には各地で同様のトラブルが発生している。

予約しても守られない現実が続く中、利用者の不満とやり場のない思いが残る結果となった。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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