米国防長官 トランプ氏が「ボタン押せば直ちに攻撃」 合意めぐりイランけん制

2026/04/17 更新: 2026/04/17

中東情勢をめぐり、ヘグセス米国防長官は17日、イランに対し「賢明な選択を行うよう」公に警告した。これに応じない場合、イランの港湾封鎖を継続し、新たな経済制裁を発動する方針を示した。さらに、トランプ大統領が命令を下せば、米軍は即座に攻撃行動に移る用意があると強調した。

ヘグセス氏は「我々はイラン新政権に賢明な判断を求める」と述べるとともに、「貴国がどの軍事資産を動かし、どこへ移動させているかを把握している」とけん制した。

米軍は、イランが和平合意に応じない場合、中東に展開する部隊がすでに臨戦態勢に入り、いつでも作戦行動を再開できると明らかにした。

ヘグセス氏は、イランの軍事能力について「残存する発射装置やミサイルを掘り起こしているが、補充する能力はない。国防産業も存在せず、攻撃・防御能力の再建は不可能だ」との見解を示した。

また、「我々は重要な二重用途インフラ、残存する発電施設、さらにはエネルギー産業全体を標的とする準備が整っている。望むところではないが、大統領がボタンを押せば、ただちに行動に移る」と述べた。

また、米国によるイラン港湾封鎖については「極めて強固」であり、イランが航行の安全を脅かす行為を停止するまで継続するとした上で、「現時点では比較的穏健な措置にとどめている」と説明した。

さらに、国際水域を合法的に航行する商船に対するミサイルや無人機による攻撃の脅威について、「これは管理ではなく、海賊行為でありテロ行為だ」と強く非難した。

一方、統合参謀本部議長のケイン将軍は、現在のイラン領海が極めて混雑していると指摘しつつ、「まるで給料日週末のスーパーマーケットの駐車場をスポーツカーで走り抜けるようなものだ。数千人の子どもであふれる中、障害物を避けつつ封鎖突破を図る船を阻止する必要がある」と述べ、作戦の難しさを例えた。

停戦期間中も、米軍は装備の更新や戦術・技術・手順の見直しを進め、関係国との協議を通じて安全保障体制の強化を図っている。

米中央軍のクーパー司令官は「我々は肩を並べて行動しており、停戦期間中も高い防御態勢を維持している。軍事パートナーシップはかつてないほど強固になっている」と述べた。

またヘグセス氏は、ベッセント財務長官と財務省が連携し、「経済的激怒作戦」を開始、政府一体となってイランに最大限の経済圧力を加えていると明らかにした。

さらに、イランの新指導者モジタバ師については「恐怖の中で生き延びているが、重傷を負い顔面にも損傷を受けており、ほとんど意思決定能力を失っている」と指摘。テヘランの指揮統制機能は「深刻に損なわれている」とし、停戦合意を順守する強い動機があるとの見方を示した。

その上で、停戦違反があれば米軍のさらなる攻撃を招くと警告した。

新唐人
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