トランプ氏 期限まで合意なければイランとの停戦延長「極めて低い」と発言

2026/04/21 更新: 2026/04/21

トランプ米大統領は4月20日、戦争終結に向けた合意が4月22日の期限までに達成されない場合、イランとの停戦を更新する可能性は低いと述べた。

ブルームバーグとの電話インタビューでトランプ氏は、4月7日に発表された停戦は「ワシントン時間の水曜日の夜」に期限が切れると語った。それまでに合意に至らない場合、延長する可能性は「極めて低い」という。当初、停戦は4月21日に期限を迎える予定であった。

トランプ氏のこの発言は、今週中の合意形成に向けてテヘランへの圧力を強めるものだ。米国の交渉団は第2回交渉のため、パキスタンの首都イスラマバードへ向かっている。

トランプ氏によれば、JD・ヴァンス副大統領が「火曜日の夜か水曜日の朝」に交渉を再開する予定だ。また、トランプ氏の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏と、中東担当特使のスティーブ・ウィトコフ氏もパキスタンでの交渉に加わる見通しである。

また、トランプ氏は4月13日に開始したホルムズ海峡の海上封鎖について、当面の間継続すると明言した。

「イラン側は封鎖解除を必死に望んでいるが、合意に署名するまで解除するつもりはない」

米中央軍は4月20日、オマーン湾およびアラビア海での封鎖開始以来、27隻の船舶に対し、引き返すかイランの港に戻るよう命じたと発表した。

トランプ氏は同日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に次のように投稿した。

「『合意』に至るまで解除することのないこの封鎖は、イランを完全に破壊しつつある。彼らは1日あたり5億ドルという、短期間であっても維持不可能な損失を被っている」

さらに別の投稿では、「私が合意を急ぐよう『圧力』を受けているというフェイクニュースを読んだが、それは事実ではない! 私は一切の圧力を受けていない。とはいえ、すべては比較的速やかに進展するだろう」と記した。

トランプ氏はまた、自身が取り組んでいる和平合意は、2015年にオバマ政権下で署名されたイラン核合意(JCPOA:Joint Comprehensive Plan of Action)よりも「はるかに優れた」ものになると主張した。同氏はJCPOAが目的を果たせなかったと批判し、新しい合意は「世界中が誇りに思うものになるだろう」と述べた。

先週末、米軍は封鎖を回避しようとしたイラン旗を掲げるコンテナ船を拿捕した。

トランプ氏はブルームバーグに対し、「私は(海域を)封鎖した。彼らの船も拿捕した。必要とあれば、今日さらに5隻を拿捕する用意がある」と語った。

トランプ氏は以前、テヘラン側が米国の条件を拒否した場合、米軍はイラン国内のすべての橋と発電所を破壊すると警告していた。

この情勢を受け、4月20日の原油価格は5%以上急騰した。北海ブレント原油は1バレルあたり約95ドルに達し、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は約87ドルまで上昇した。

Emel Akan
エポックタイムズのホワイトハウス上級特派員、トランプ政権担当記者。 バイデン前政権とトランプ第一次政権時は経済政策を担当。以前はJPモルガンの金融部門に勤務。ジョージタウン大学で経営学の修士号を取得している。
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