「安くなると思って待っていたのに、まさかここまで上がるとは…」――そんな戸惑いの声が、中国のパソコン売り場で広がっている。
中国ではいま、ノートパソコンの価格が急激に上昇している。背景にあるのは、記憶用チップなど半導体価格の高騰だ。市場では、レノボやHP(ヒューレット・パッカード)、デル、ASUS(エイスース)、エイサーなど主要メーカーの製品が、一斉に値上がりした。
報道によると、値上げ幅は数千元、日本円で数万円規模に及び、最大で約50%上昇した例もある。例えば、約1万2千元(約24万円)の機種が1万8千元(約36万円)に値上がりしたケースも確認している。
販売現場では異変が起きている。中国メディアの取材に対し、店舗関係者は「以前は1日に7、8台売れていたが、今はほとんど客が来ない」と語った。実際、4月以降は来店客が目に見えて減り、売り場は閑散としている。
消費者からも悲鳴が上がる。現地報道では、「メモリもストレージも全部値上がりで手が出ない」「壊れるまでは使い続けるしかない」といった声を紹介している。
背景には、上流の半導体価格上昇がある。コスト増がそのまま製品価格に転嫁され、パソコンだけでなくスマートフォンなど他の電子機器にも影響が広がりつつある。
値上げの影響で買い控えが広がり、市場は一気に冷え込んでいる。今後も価格上昇が続けば、「必要になるまで買わない」という動きはさらに強まりそうだ。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。