小泉防衛相 NATO首脳会合関連行事に初参加 20か国超と意見交換

2026/07/08 更新: 2026/07/08

小泉進次郎防衛相は7月8日、防衛相として初めてNATO首脳会合関連行事に参加し、20か国以上の国防相らと意見交換を行った。欧州大西洋地域とインド太平洋地域の安全保障は一体不可分であるとの認識を示し、同志国が地域を越えて結束する重要性を訴えた。

小泉防衛相は、茂木敏充外相とともに、ルッテNATO事務総長やIP4(インド太平洋パートナー)代表との会合に参加。中国、ロシア、北朝鮮の連携を踏まえ、NATOとIP4が連携する必要性はかつてないほど高まっているとの認識を共有した。

また、ワーキング・ディナーなどの場では、欧州大西洋とインド太平洋地域の安全保障は一体不可分であり、力による一方的な現状変更を許さないため、同志国が地域を越えて結束することが重要だと各国代表に伝えた。

また小泉防衛相はヘグセス米戦争長官とは懇談し、以前の日米防衛相会談で議論した「オペレーション・スーパーチャージ」のフォローアップを行った。前日に中国共産党政府(中共)が行った潜水艦からのミサイル発射を含む地域情勢についても意見交換し、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化していくことを確認した。

英国のジャービス国防相とは初めて顔を合わせ、GCAP(次期戦闘機)の開発進捗を確認した。日英防衛協力をさらに加速させるため、緊密に連携していくことで一致した。

開催国トルコのギュレル国防相に対しては、首脳会合開催への尽力に謝意を伝え、日トルコの防衛当局間の連携を強化していくことで一致した。

スウェーデンのヨンソン国防相、デンマークのブルース国防相とは就任後初となる会談を行い、防衛装備・技術協力を含む二国間協力を進めるため、閣僚間の意思疎通を強化することを確認した。

オランダのイェジルゲス・ゼゲリウス副首相兼国防相、カナダのマクギンティ国防相とは前回の会談から間を置かず再会し、緊密な連携を確認した。さらに、ノルウェー、フィンランド、ルーマニア、アイスランド、ドイツ、フランスなどの国防当局トップとも率直な意見交換を行った。

インド太平洋地域の同志国との連携も確認された。小泉防衛相は韓国のアン国防相と個別に会談したほか、日本、韓国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの国防相級が初めて同じ場に集まった。これは、IP4の国防相級がNATO行事に参加する意義を象徴的に示すものとなった。

翌日には、オーストラリアのコンロイ国防産業相との会談、ペンク・ニュージーランド国防相を加えた日豪ニュージーランドの3か国会談、イタリアのクロセット国防相との会談が予定されており、小泉防衛相は引き続き各国のカウンターパートとの信頼関係構築を進める。

関連特集: 日本の防衛