ドイツ車 中国販売3割減 VW36.6%減でEV競争に苦戦

2026/07/11 更新: 2026/07/11

世界最大の自動車市場である中国市場の低迷が続く中、地元メーカーの台頭を背景に、ドイツの自動車メーカー各社の中国販売が大きく落ち込んでいる。  

各社の販売データによると、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、BMWはいずれも、第2四半期の中国販売が前年同期比で少なくとも30%減となった。  

ロイター通信によると、フォルクスワーゲンが7月10日に発表した中国販売の減少幅が最も大きく、36.6%減だった。同社の販売責任者マルコ・シューベルト氏は、「中国市場の状況は依然として厳しい。新たに投入したEVは当初好調だったが、市場全体の落ち込みの影響を受けた」と述べた。  

フォルクスワーゲンは2024年、中国のEV大手BYDに首位を奪われたが、今年初めにはEVを中心とした製品投入により、一時的に首位を回復した。  

これまでドイツ車は中国市場で高い評価を得てきたが、その主力は内燃機関車両であった。これについて、アナリストや業界関係者は、こうした従来の強みが、テクノロジー志向の強い若年層の支持を得にくくなっていると指摘している。  

BMWは先月、2026年の業績見通しを下方修正した。中国市場に関連した利益警告は、ここ3年で3回目である。  

またBMWは、中東情勢の影響による燃料価格の上昇が、中国におけるガソリン車需要に影響を与えていると説明している。一方で、同社は中国市場で依然としてこうした車種への依存度が高い。  

中国の自動車販売は、今年6月まで前年同月比で9か月連続の減少となっており、各社は欧州など海外市場への輸出を強化している。  

フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、BMWの3社はいずれも、中国市場の落ち込みを他地域で補うことができず、世界全体の販売台数はそれぞれ8.6%、8%、4.9%の減少となった。  

ヤフーファイナンスによると、フォルクスワーゲングループは、中国市場での競争激化やコスト上昇に対応するため、世界の製品ラインアップの見直しを進めており、約半数を削減する可能性があるとしている。  

同社の「フューチャープラン」は12項目の施策からなり、「2030年ビジョン」の実現を目指すとしている。この中には、車種数の最大50%削減や、製品の複雑性の大幅な低減などが盛り込まれている。

張婷
関連特集: 中国経済