イラン国営TV トランプ氏三男の脅迫動画を放送

2026/08/26 更新: 2026/08/26

イラン国営テレビが、トランプ米大統領の末っ子で20歳のバロン・トランプ氏を標的にした動画を放送した。動画では、バロン氏が頻繁に出入りするとされる場所を示し、動向を監視していると主張。さらに、殺害に1千万ドルの懸賞金がかけられていると伝えた。

米シークレットサービスは8月25日、この動画を把握していることを明らかにした。

シークレットサービスのヘリング報道官は、保護対象者への脅威と受け取られるものについてはすべて調査すると説明した。一方、安全上の理由から、今回の動画を受けてバロン氏の警護態勢を変更したかどうかは明らかにしなかった。

Euronewsによると、約3分間の動画は、イラン革命防衛隊と関係のあるメディアが制作し、イラン国営テレビのチャンネル3で放送された。動画には「バロン・トランプをどこで、どう殺すか?」とのタイトルが付けられていた。

動画では、バロン氏が通う大学の場所や警護車両、シークレットサービス要員の配置などを紹介し、バロン氏の動向を「全面的に監視している」と主張した。また、バロン氏の殺害に1千万ドルの懸賞金がかけられているとも伝えた。

ただ、この懸賞金が実際に設定されていることを裏付ける独立した証拠はない。シークレットサービスも、この主張が事実かどうかについては言及していない。

1カ月前にもバロン氏を名指し

イランメディアがバロン氏を名指しで脅迫したのは、今回が初めてではない。

7月28日には、イラン革命防衛隊と近い関係にあるタスニム通信が、メラニア夫人を標的にした動画を公開した。

複数のメディアによると、動画ではメラニア夫人がニューヨークでよく訪れるとされる店舗を取り上げ、警護態勢の弱点を指摘していた。

動画の終盤ではバロン氏を名指しし、「我々を待っていろ」と警告した。

バロン氏は7月の動画ですでに名指しされており、今回、再び脅迫の標的となった。7月の動画とは異なり、今回はバロン氏自身を主な標的としている。

イランメディア、トランプ一家への脅迫相次ぐ

AP通信は8月25日、アメリカとイスラエルが2月28日にイランへの攻撃を開始し、イラン最高指導者ハメネイ師が死亡して以降、イランメディアがトランプ氏や家族を脅迫する内容を繰り返し発信していると報じた。

トランプ氏自身もこれまで、イランによる暗殺の脅威について公に言及している。今年7月には、自らがイランの暗殺リストの「第1号」だとの認識を示し、イランが自身や家族に危害を加えた場合、アメリカは報復すると警告した。

楚方明
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