中国客減少を他地域が補う インバウンド消費額過去最高

2026/11/02 更新: 2026/11/02

今年1~9月、中国からの訪日客が減少する一方、訪日外国人旅行者の消費額は同期として過去最高を記録した。訪日客の出身国・地域も多様化している。

日本政府観光局が10月21日に発表したデータによると、9月の訪日外国人数は約310万人で、前年同月比5.0%減となった。中国からの訪日客は、日中関係の緊張を背景に44.5%減少した。中東情勢の悪化による航空運賃の上昇や、台風による欠航も、全体の減少要因となった。

中共当局が国民の海外渡航を制限し、中国からの訪日客が大幅に減る一方、韓国や台湾などからの訪日客は増加した。9月の訪日客数は、韓国が前年同月比25.6%増、台湾が13.0%増となった。統計対象となる23の主要国・地域のうち、7つの国・地域で9月として過去最高を記録した。

訪日外国人の消費も伸びている。今年1~9月の旅行消費額は7兆574億円に達し、同期として過去最高を更新した。

日本の観光業を支える背景の一つに、観光地としての高い国際評価がある。米旅行誌「コンデナスト・トラベラー」の米国版が発表したリーダーズ・チョイス・アワードで、日本は4年連続で「世界で最も魅力的な国」の1位に選ばれた。レストランや温泉、桜、鉄道網などが評価された。

中国からの訪日客が大幅に減少するなかでも、他の国・地域からの訪日客が増え、インバウンド消費額は過去最高を更新した。訪日客の多様化が、中国客減少の影響を補っている。

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