クーデターから1年 ミャンマーに追加制裁を科す米英加
ビルマ軍事クーデターにより権力を掌握した国軍が国を混乱に陥れた日から正確に1年を経た2月1日、カナダ、英国、米国がビルマに対して追加制裁を科したと発表した。
ミャンマー選挙における不正証拠なし 軍の主張を否定 NGO報告
2021年5月、アジア各国の選挙を監視する国際NGO「自由選挙のためのアジアネットワーク(ANFREL)」が、ビルマで実施された2020年11月の総選挙は「概して国民の意思を反映している」と結論付ける報告書をまとめ、総選挙で大規模な不正があったという理由でクーデターにより権力掌握したビルマ軍の主張を否定した。
ミャンマー軍事政権の暴虐 治安部隊が114人超の民間人を殺害
ミャンマー軍のデモ隊に対する残忍な弾圧により、2021年3月27日のミャンマーの国軍記念日に114人以上、翌日には少なくとも12人を超える民間人が死亡した。独立系の人権監視団体「政治囚支援協会(AAPP)」の報告によると、2月1日のクーデター発生以来、弾圧による累計死者数は510人に上っている。
ミャンマー、民間人に対する軍事力の行使を非難 日本を含む12カ国の軍制服組トップが異例の共同声明
陸海空自衛隊の指揮組織・統合幕僚監部のトップである山崎幸二陸将は3月28日、ミャンマーで起きている事態に対して、同国軍による暴力行為を非難し、平和的な解決を求める12カ国の共同声明を発表した。声明は、ミャンマーの事態に対してオーストラリア、カナダ、ドイツ、ギリシャ、イタリア、日本、デンマーク、オランダ、ニュージーランド、韓国、英国、米国の参謀長など各国軍制服組トップが参加。政府首脳や外相など文民ではない軍事組織トップによる非難声明はまれ。
ミャンマー日本商工会議所 平和抗議に対する暴力行為に憂慮
ミャンマーの日系企業約430社が加盟する「ミャンマー日本商工会議所(JCCM)」は15日、市民による抗議デモで多数の死傷者が発生していることに深い憂慮を示す声明を発表した。
ミャンマーのクーデターを「内閣改造」と表現する中国 ヤンゴンと雲南間では空の便が毎晩往復
中国がミャンマーの軍事クーデターを暗黙に承認した、という噂を中国外務省(外交部)は否定しているが、クーデター後に軍事政権を積極的に支援している可能性がある。オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)のアナリストであるスーザン・ハッチソン氏が2月23日に発表した記事によると、2月下旬に1週間以上にわたりミャンマーのヤンゴン国際空港と中国雲南省の昆明長水国際空港を不定期の旅客機が毎晩のように往復している。
ロヒンギャ難民30万人「ミャンマー憲法改正が課題」=専門家
仏教国ミャンマー西部で8月下旬から、ムスリムの少数民族ロヒンギャの武装勢力と治安部隊による衝突が続いている。情勢混乱のためロヒンギャは、バングラデシュをはじめ近隣国へ移動している。専門家は「世界でもっとも虐げられた民族」と例えられているロヒンギャ問題の解決には、民主化の象徴であるアウンサンスーチー氏の憲法の改正が課題となると指摘する。
スーチー氏、指導者らと会談 政権交代の実務協議開始か
11月はじめのミャンマー総選挙で圧勝した最大野党、国民民主連盟(NLD)の党首アウンサンスーチー氏(70)が、2日に現在国の実権を握る指導者の2人、テインセイン大統領(71)とミンアウンフライン軍最高司令官(59)、4日に旧軍事政権時代のトップだったタンシュエ氏(82)とそれぞれ選挙後初の会談を行った。NLDへの「円滑な政権交代」に向けた実務協議の第一歩だとみられ、民主化運動を弾圧した宿敵らと「歴史的和解」を果たした可能性がある。会談はいずれもスーチー氏が呼び掛けたものとされる。
スーチー氏帰国 人権問題回避に不評の声
【大紀元日本6月16日】5日間の中国訪問を終えたミャンマーの野党党首、アウンサンスーチー氏は14日、帰国した。世界的有名な民主化運動指導者である同氏は訪問中に中国政府の人権問題に触れてないとみられ、「
中国訪問中のスーチー氏 中国側が報道自粛か
【大紀元日本6月11日】ミャンマー最大野党・国民民主連盟(NLD)の党首で同国民主化運動の指導者でもあるアウンサンスーチー氏は、中国共産党の招待で10日午後北京に到着、5日間の初の中国訪問が始まった。
訪中予定のスーチー氏 外交部の反対に習近平総書記激怒か
【大紀元日本6月9日】ミャンマーの最大野党・国民民主連盟(NLD)の党首であるアウンサンスーチー氏が10日から14日まで中国共産党の招きで代表団を率いて訪中する予定。一部報道によると、同国民主化運動の
ビルマ・マンデラ州:中国領事館、銃撃される
【大紀元日本10月13日】武装部隊に厳重に警備されている駐マンデラ州中国領事館が10月9日、銃撃を受けたという。ビルマ軍政を支えているのは中国であると認識されており、中国共産党(中共)政権の存在があ
10万人抗議デモ、僧侶主導で過去最大規模=ミャンマー
【大紀元日本9月25日】ミャンマー僧侶が抗議活動を始めて7日目の9月24日、首都ヤンゴン市に10万人規模に発展した。抗議活動に初めて尼僧も参加し、1988年全国民主化運動以来最大規模で、民衆が軍政府
ミャンマー人権侵害制止・民主化推進、中露の拒否権行使で否決=国連安保理
【大紀元日本1月16日】国連安全保障理事会は1月12日、米国が提案したミャンマー軍事政権に対して、人権侵害を制止し、民主化推進を求める決議案の裁決で、中国とロシア両国が同時に拒否権を行使し、決議案を