【中国語豆知識】仏教用語と現代表現の“我慢”
仏教では、自己に執着する自我意識から起こる心や、人を侮る思い上がりの心を「慢」と呼びました。(現代日本語の「慢心」「傲慢」にその名残りが見られます。)そして、それをさらに「慢、過慢、慢過慢、我慢、増上慢、卑慢、邪慢」の七つに分けて「七慢」と呼び、「我慢」はその一つです。『正法眼蔵・仏性』に次のような例が見られます。「汝仏性を見んとおもはば、先づすべからく我慢を除くべし」。
『丈夫』=「勇気ある立派な男子」!
中国の周の制度では、男子は背丈が一丈に達してはじめて成人と認められたことから、古くには一人前の男子を『丈夫』と呼び、それが更には、「勇気ある立派な男子」をも指すようになりました。そして、その『丈夫』をほめる意味で、頭に『大』の字を冠して『大丈夫』ということばが生まれ、現代でも『大丈夫敢做敢当』(男子たる者、思い切ってやり潔く責任をとる)のように使われます。
日本人は「親切」じゃない?
「親切」の「親」は本来「身近に接する」ということで、「切」は「刃物をぴったりと切り口に当てる」ということ。そこから、「思い入れが深く切実だ」という意味で使われるようになりました。それは日本語も同じで、日本語では「深切」という字が当てられることもあったことからも伺えます。
同輩でも「先輩」?
中国語の“輩”は本来、順序を表し、“先輩”とは「先に来た人」、“後輩”とは「後から来た人」を指しました。それが、学問、技芸、年齢などいろいろな点で自分より上の者を“先輩”、下の者を“後輩”と呼ぶようになり、そのうち、「世代」が自分より上の者、下の者を呼ぶ場合に限定され、現代中国語に引き継がれています。ですから、日本で同世代の高校生同士が「先輩」「後輩」の関係にあることは、中国人には理解しがたいのです。
32カ国語を話せる人が伝える 言語習得のコツ
いまや小学校では1年生から英語教育を導入している日本ですが、現在、流ちょうに外国語を話せる日本人というのは決して多くはないでしょう。言語や文化の異なる人々との交流が多い欧州では、3カ国語以上を話せる人は珍しくありません。このたび、32カ国の言葉を理解できるというギリシャ人の通訳官アイオニス・イコノモウ(Ioannis Ikonomou)さんが、その多言語取得能力のコツについて話しています。
中国語学習ブーム どこで学ぶ?
中国語を学ぶために、最近は海外へ留学し、現地で生の体験を通じて語学をマスターしようという人が増えてきています。中国語を話す国は中華人民共和国、中華民国(以後、台湾)、シンガポール、香港など何カ国かありますが、実際どの学校にしようか迷ってしまいますよね。そんなあなたにオススメなのが台湾です。
豪州の男子大学生、交通事故で「中国人」に変身
【大紀元日本9月5日】オーストラリアの男子大学生ベン•マクマホン(Ben McMahon)さん(22)は2年前、大きな交通事故に遭い、一週間以上続いた昏睡状態から意識が戻ると、なんと流暢な
中国語教師1万人、台湾から招聘=インド政府
【大紀元日本5月13日】中国経済及び政治の影響力が強まるに連れて、中国語に興味を持つインド人も増えつつある。インド政府は現在、将来的な中国との経済関係を見越して、国内の高校の授業に中国語講座を設ける
【弟子規】第二単元
【大紀元日本6月28日】 第二單元【原文】 音声: 父母呼,應勿緩; Fùmǔ hū,yìng wù huǎn; 父母命,行
【弟子規】第一単元
【大紀元日本6月1日】 第一單元【原文】 音声: 弟子規,聖人訓: dì zǐ guī, shèng rén xùn
漢字の神秘(15):夫
【大紀元日本3月24日】 「夫」という字は、「一」と「大」からなる。中国では古くから、男は女より大きいものとしてイメージされていたことから、「大」は男を表わす。また、中国では古くには男性も髪を長く伸
【ことばの豆知識】お金を「無心」する
【大紀元日本12月20日】谷崎潤一郎の『痴人の愛』にこんなくだりがある。 「その明くる日、ナオミは私から二百円貰って、一人で三越へ行き、私は会社で午の休みに、母親へ宛てて始めて無心状を書いたものです
【ことばの豆知識】覚悟
【大紀元日本11月27日】「覚悟」とは読んで字のごとく、「迷いから【覚】め、真理を【悟】る」ことで、元は仏教用語ですが、日常生活の中で使われるにつれて、意味が変化しました。 現代日本語では、普通、悪
【ことばの豆知識】日本人は「親切」じゃない?
もう20年も前の話ですが、日本に来て間もない中国人留学生が初めてデパートに行ったときのことをこう話してくれました。「店員さんはみんなニコニコしていて、わざわざ売り場まで連れ
【ことばの豆知識】うそも「便利」?
【大紀元日本9月22日】「うそも方便」と言って、うそも時にはよしとされることがありますが、それはあくまでもその場しのぎに過ぎず、往々にしてうその上塗りを繰り返さざるを得なくなります。ならば、やはり初
【ことばの豆知識】セーターの顔色?
【大紀元日本9月19日】中国人留学生が作文で、「王さんは昨日着るセーターの顔色はちょっと悪いでした」と書いてきました。いろいろと直してあげたいところがあるのですが、ここでは「セーターの顔色」に注目。
【ことばの豆知識】「日本鬼子」ってどんな鬼?
中国語には、中国を侵略した外国勢力をののしることばに『鬼子』というのがあり、それが日本軍であれば『日本鬼子』となります。この場合の『鬼』は日本語で言うところの「おに」ではなく
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【大紀元日本9月8日】「心中」には、「しんちゅう」と「しんじゅう」の二つの読み方があります。「しんちゅう」と読めば「心の中、胸のうち」で、「しんじゅう」は「無理心中」の「心中」。全く関係ないように見
【ことばの豆知識】お茶屋を「料理」?
【大紀元日本8月31日】「料理茶屋○○」という屋号を見た中国人の友人が、いぶかしげにどういう意味かと聞きてきました。 「料理」の「料」とは、「米」を「斗(ます)」で計ることで、転じておしはかるという
国境なき記者団:ユーテルサット社を非難、新唐人アジア放送再開を呼びかける
【大紀元日本7月17日】海外華人が創設した世界最大で、24時間365日で衛星を通じて中国国内を中心に、世界各国に向けて放送している非営利・独立した中国語テレビ局・新唐人テレビ(NTDTV)は、衛星契
【聴いチャイ語】(3)「人権聖火リレー:共産主義ガン細胞の氾濫を阻止せよ!」
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【中国しゃれことばの世界】(4)「口のきけない人がギョーザを食べる」
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【聴いチャイ語】(2)「ヒラリー・クリントン氏、オバマ氏支持を表明」
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【大紀元日本5月26日】厠(かわや)が火事になったらどうなるか。「クソ」が焼けて「焼けクソ」(自棄糞)。乞食のお粥には米粒が見当たらず、「湯(言う)ばかり」。 「こうなったらヤケクソだ!」と言いたい
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【大紀元日本5月4日】【タテ】【ヨコ】のキーに漢字を補って成語を完成させていくと、A-B-Cで中国語の単語ができます。 【ヒント】志のある人、きちんとした考えを持っている人のことを言います。よく、「
【なぜなに中国語】(12):この化粧品は、何ですか?
【大紀元日本3月30日】70年代まで男女とも人民服だった中国も、80年代の改革開放から西側最新の流行文化が入ってくるようになり、北京や上海などの沿岸都市部に住む若い女性たちも大変にお洒落に気を遣いフ
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【大紀元日本3月23日】日本は、戦後の復興から次第に円高となり、プラザ合意を経てから一般庶民の購買力がついて、空前のブランドブームになり、外国製品が奔流のように国内に流入するようになりました。一方で
【なぜなに中国語】(10):この米国の都市は、どこですか?
【大紀元日本3月9日】毎年、日本人海外旅行者の約30%近く、160万人前後が渡航するという米国は、東はニューヨークなどの経済が発達した現代的都市から、グランドキャニオンに代表されるような国立公園の大