どこで何に使ったか一目瞭然…中国の地方政府、5月から「デジタル人民元」導入
5月から中国の一部地方政府で職員給与支払いに同国の中央銀行・中国人民銀行が数年前より進めてきたデジタル通貨である「デジタル人民元(e-CNY、数字人民币)」が全額使用されることがわかった。
「デジタル人民元中心の国際金融システム」 中国共産党が見据える世界新秩序
オフラインでも利用可能なデジタル通貨は、従来の通貨に比べて優位性があり、世界の金融情勢を大きく変える可能性がある。中国人民銀行(中央銀行)は、デジタル人民元の実用化に向けて大規模な試験運用を実施し、デジタル人民元のクロスボーダー(越境)利用の検討・準備を進めている。
IMF「中国ショックの影響が拡大、政策決定をより明確に」
国際通貨基金(IMF)は4月4日に公表した「国際金融安定性報告」で、今後、世界金融市場への中国経済ショックの影響は拡大の一途をたどるとの見解を示した。