道家の修煉物語:「薬王」と尊称された孫思邈
孫思邈は中国古代の天才児で、7歳で1日1000字を暗記。若い頃から哲学と佛教に興味を持ち、山に隠居しながら深い医学知識を身につけました。彼の生涯と知識は、後世に大きな影響を与え続けています。
古代の医師、孫思邈「健康と幸福は徳に由来」
中国史上最も偉大な名医・孫思邈。彼は141年の生涯で、数々の奇跡を起こしながら人々を救いました。名声や富を捨て、盗賊さえも感動させた彼の壮絶な生涯に触れてみませんか?
孫思邈 「修煉の道 道徳を以て本と為す(その五)」
運勢には困窮と順調という変化がありますが、苦境に陥っていても道徳と信念を貫くことが出来れば、初めて万事順調の境地にたどり着くことが出来ます。行動に善悪の区別がありますが、善を堅持することが出来れば、必ず良い結果につながります。唐の名士の宋之問(初唐の詩人)、孟詵(唐の医学者)、盧照隣(唐初期の詩人)等はみな、孫思邈(そんしぼう)のことを礼儀を尽くして尊敬していました。孫思邈が後世に残したものとは何でしょうか?
孫思邈 「修煉の道 道徳を以て本と為す(その四)」
孫思邈は中国医学の先駆者として、まばゆくばかりの輝く星のような存在でした。彼が中国の医学史に残した不滅の功績は千余年来、人々に高く評価されて崇拝されてきました。唐太宗・李世民は孫思邈のことを称賛し、「道を切り開いた名医として、三聖に補助し、四季に合わせて心身を調和させ、悪竜猛虎を屈服させ、危険から人々を救った。彼は巍々堂々たる百世の師と為るべし」と言いました。
孫思邈 「修煉の道 道徳を以て本と為す(その三)」
孫思邈は数え切れないほどの患者の病気を治癒させただけでなく、しっかりと修煉をして医者としての道徳水準も高かったため、竜を治療し、虎を救い、人間だけではなく異なる種類の動物までも助け、その影響力を広く及ぼしたという、神話伝説も数多く残っています。それでは、その一部をご紹介しましょう。
孫思邈 「修煉の道 道徳を以て本と為す(その二)」
唐の貞観年間(627年~649年)、太宗李世民の長孫皇后(ちょうそんこうごう)は、妊娠してすでに10カ月以上になりましたが生まれる兆候がなく、かえって重病を患い、伏して起きられなくなりました。多くの侍医に治療してもらいましたが、病状が一向に好転せず、太宗はこの事で毎日憂うつな顔をして、居ても立っても居られませんでした。大臣の徐茂功の推薦により、民間の医者である孫思邈が皇宮に召されたのです。彼はどうしたのでしょうか?
孫思邈 「修煉の道 徳を以て本と為す(その一)」
孫思邈(そんしぼう・西暦581年~682年)は隋の前から唐の初期の陝西・西耀の人で、享年102歳でした。彼は7歳で学業を始め、日に千字を暗誦することができ、20歳前後になると、老子、庄子と諸子百家の学説を好んで読み、また、仏教の経典を読むのも好きでした。そんな歴史的有名な大医学者の物語をご紹介いたします。
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歴史的名医「孫思邈」 龍王からもらった処方箋
孫思邈は南北朝時代の西魏に産まれ、唐の時代に有名な医師、道士となり、141歳まで生きました。中国だけではなく世界的に見ても偉大な医学者であり、後の人たちは彼を、「薬王(やくおう)」と称しました。
孫思邈(そん・しばく) 人々を救う医学書を残す
唐代の書物「独異志」(唐代朝廷や民間の逸話を集めたもの)の中に、中国の歴史上有数の名医の一人・孫思邈(そんしばく)の逸話があります。