「百度」創業者・李彦宏氏、「バイドゥ・クラウド」執行取締役を退く
中国の検索エンジン大手、百度(バイドゥ)の創業者である李彦宏(ロビン・リー)氏はこのほど、傘下クラウド・ストレージ・サービス、百度雲コンピューティング技術有限公司(以下は百度雲)の執行取締役を退任したことが分かった。中国当局が民営企業の国有化を進め、大企業の創業者が次々と要職を退任したなか、李氏への注目が集まった。
中国百度CEO、海外SNS締め出しを「政府に聞いて」ネットユーザーが反論
政界、経済界、著名人、共産党の地方幹部らが集う中国統一戦線組織の中国人民政治協商会議(政協)年次総会が3月11~13日に開かれた。出席した中国ネット検索大手百度の創業者でCEOの李彦宏(Lobin Li)氏は記者の囲み取材で、中国のネット環境や開放性があり、競争力の向上を語りながらも、当局がグーグルやフェイスブックの中国市場参入は許可しないことについて「中国政府に聞いてほしい」と明言を避けた。