月といえば「かぐや姫」 中秋の名月に『竹取物語』をもう一度読んでみませんか?
「中秋の名月」として日本で親しまれている月見の風習は、古くから月への感謝と憧れを感じさせる行事です。この記事では、竹取物語に代表される日本の神話を通じて、中秋の月にまつわる伝説と、月に住む仙女や玉兎に対する日本文化の象徴的なイメージを紹介しています。秋の風物詩を通じて、古代の物語に思いを馳せ、神秘的な月の世界に心を寄せてみませんか?
『竹取物語』に秘められた謎(二)
いよいよ八月十五日になり、帝から派遣された多くの兵士たちの守衛も、かぐや姫を迎えに来た天人たちの前では何の役にも立ちませんでした。天人の王と思われる人が現れ、かぐや姫を返すよう翁に命じました。
『竹取物語』に秘められた謎(一)
『竹取物語』は、『源氏物語』の絵合の巻に於いて「物語の出で来はじめの祖」と評され、日本最古の物語とされています。伝承された説話をもとに10世紀中頃までに成立し、作者は未詳となっています。