【紀元曙光】2020年3月17日
とても悲しいことがあったので、せめて小欄に書き残しておきたい。わずか1年6カ月で、食事も与えられずに死んだ男児のことである。
【紀元曙光】2020年3月16日
東京の桜が咲いた。3月14日の開花は観測史上もっとも早いという。
【紀元曙光】2020年3月15日
中国の医療隊が3月13日、30トンの医療物資とともにイタリアに着いた。同国の北部を中心に医療支援を行うという。
【紀元曙光】2020年3月14日
一昨日の小欄に書いたことを、筆者自身が再び考えている。
【紀元曙光】2020年3月13日
オリンピックについて考えている。ただし、目前に迫った東京五輪開催の是非については、書くことを控えさせていただく。
【紀元曙光】2020年3月12日
「假的、假的、全都是假的!」。日本語に訳せば「ウソだ。ペテンだ。全部ヤラセだ!」になる。3月5日に武漢を視察した孫春蘭副首相らに対して、アパート楼上の各所から浴びせられた痛烈な罵声である。
【紀元曙光】2020年3月11日
この日の原稿をどう書くか、ずいぶん以前から考えてきたが、今も心は定まらないでいる。9年前、突如発生した巨大な地震。それは巨大すぎる不幸を、まさに津波となって大量かつ同時に、日本人に投げつけてきた。
【紀元曙光】2020年3月10日
東京の下町を流れる隅田川。浅草に近いところに、その川をまたぐ言問橋(ことといばし)という橋がある。
【紀元曙光】2020年3月9日
時折、日本の各社の新聞を、拾い読みさせていただいている。
【紀元曙光】2020年3月8日
相撲という競技がどのジャンルに帰属するか、考えている。スポーツか、武道か、あるいは大勢で見るから娯楽か、入場が有料だから興行か、はてさて何であろうか。
【紀元曙光】2020年3月7日
マスク、ティッシュ、トイレットペーパー、一時的にせよ店頭から消えたため空になった商品棚。しかし、それを見て、過剰な不安をつのらせてはならない。
【紀元曙光】2020年3月6日
前途に暗雲がたちこめるような予測を書く。「情況は必ず、もっと悪くなる」。そのことを私たちは今後、覚悟しなければならない。
【紀元曙光】2020年3月5日
江戸落語「長屋の花見」は、もとは上方落語で「貧乏花見」といった。小欄の筆者がなじみ深いのは江戸東京のほうなので、ゆかいな長屋の連中と、上野の山へ花見に行こう。
【紀元曙光】2020年3月4日
小中学生、高校生、それに特別支援学校の生徒も、全てではないが、登校せず家にいる。多くのご家庭で、この時間を子どもたちにどう過ごさせるか、お考えのことだろう。
【紀元曙光】2020年3月3日
私たちは通常、国名の次に「人」をつけて、ナニナニ人と呼ぶ。ところが、そう呼んだ後に、ステレオタイプ的な観念が伴う場合がある。概ね、良くない意味でそれが多い。
【紀元曙光】2020年3月2日
1980年のモスクワ五輪。日本は不参加であった。前年12月に起きたソ連のアフガン侵攻に抗議する西側諸国に同調して、ボイコットを決めたからだ。
【紀元曙光】2020年3月1日
弥生3月。花粉症のなかった昔は特に、春は、日本人が大好きな季節であった。桜や桃の花便りとともに、卒業から入学あるいは就職など、新しい人生への期待と意気込みにあふれていた。
【紀元曙光】2020年2月29日
4年に一度の、この日。オリンピックへの期待感とともに迎えたかったが、今年は雲行きが怪しくなってきた。ある専門家の言によれば、「ウイルスはもう日本に拡散しており、これは長期戦になる」という。
【紀元曙光】2020年2月28日
ある雑誌で目にした医療専門家の話を、引用させていただく。「花粉がバスケットボールの大きさなら、ウイルスは、ゴマの一粒。したがって花粉症予防のマスクでウイルスは防げない」。
【紀元曙光】2020年2月27日
キャベツやネギなど、日常の食卓にのぼる国産野菜が、暖冬の影響もあって生育が良く、小売価格も平年に比べて安いそうだ。
【紀元曙光】2020年2月26日
あっしも落語好きなもので、といっても寄席へいく機会は年に何べんもありゃしませんが、近頃おなじみのYouTubeなんてぇもんで、もう鬼籍に入られた名人、師匠の一席を拝聴してるって、こういう訳でござんす。
【紀元曙光】2020年2月25日
NHKのドキュメンタリー番組『ひとモノガタリ』を見た。副題は省略するが、その回は、外国人患者に対応する女性医師の奮闘ぶりがテーマだった。
【紀元曙光】2020年2月24日
「正しく恐れる」という意味不明の日本語が、もう一つの病気のように蔓延している。不謹慎を承知で言うが、今年の流行語大賞になるかも知れない。
【紀元曙光】2020年2月23日
大化の改新、蒸し米(むしごめ、645年)で祝う。そう覚えたのは小学生のころだった。ただ、何がどう改新されたのか、当時の筆者には分からなかった。
【紀元曙光】2020年2月22日
テレビで目にする毎日のニュースも、必ずと言ってよいほど新型肺炎から始まる。この状態がいつまで続くのかは分からないが、当分続くということだけは十分に想像できる。
【紀元曙光】2020年2月21日
いつの間にか、梅の見頃になっていた。中国の肺炎騒ぎに気をとられて、日本にいる自身さえ平常でなくなっていたのかと、いささかの反省とともに思う。
【紀元曙光】2020年2月20日
まだ始まったばかりなのかもしれない。それでも、中国で起きている各事象の異常ぶりを挙げることに、もはや虚しさを覚えるようになった。
【紀元曙光】2020年2月19日
アンデルセン童話の『裸の王様』。ある王国に二人の詐欺師がやってきた。自分たちは仕立て屋で、「愚か者には見えない織物」で見事な衣装を作れますよ、という。
【紀元曙光】2020年2月18日
「すいきん、ちかもく、どってん、かいめい」。子どもの頃、呪文のように唱えて惑星の名前と順番を覚えた。その中の「めい」つまり冥王星は今、かわいそうに仲間外れにされているらしい。
【紀元曙光】2020年2月17日
見えないウイルスに注意しながらも、私たちは正常な生活を崩してはならない。それに加えて日本は、今年最大のイベントである東京オリンピック・パラリンピックに向けて、その準備を安全かつ着実に進めなければならないのだ。