【紀元曙光】2020年2月16日
名前を挙げるまでもないが、著名なシンガーソングライターが覚せい剤取締法違反などの容疑で逮捕された。しかも当人は、今回が初めてではない。
【紀元曙光】2020年2月15日
願わくは花の下にて春死なん、その如月(きさらぎ)の望月(もちづき)のころ。
【紀元曙光】2020年2月14日
もはや医療現場だけのことではない。あまりに不条理な事態が、まさにウイルスのごとく中国全土に拡大している。多くの人々は、もはや現政権がその任に堪えられないことに気づいているだろう。
【紀元曙光】2020年2月13日
ゾンビのごとき邪悪の亡霊が、再び出現したのか。「抓四類」という言葉を、最近の中国語のなかに見つけた。日本語に訳せば「4種類の人間を捕まえろ」だが、はじめ筆者には、その意味が分からなかった。
【紀元曙光】2020年2月12日
3日前のこと。NHK番組『日曜討論』で、加藤勝信厚生労働大臣と5人の専門家により、新型コロナウイルスによる感染拡大とその対策について、集中した討論が行われた。
【紀元曙光】2020年2月11日
一国の歴史を遡上すると、科学だけでは説明しきれない部分が必ずある。最も昔の源流部へ至るには、出土文物や化石が語る考古学と、神話上の人物がリアルに動いている伝承世界との融合が避けられないからだ。
【紀元曙光】2020年2月10日
武漢市中心医院の眼科医、李文亮さんが新型コロナウイルスによる肺炎で2月6日、死亡した。李さんは昨年12月30日の時点で新型ウイルス発生の可能性を知り、大学の同級生グループのチャット上に情報発信して警鐘を鳴らした。
【紀元曙光】2020年2月9日
読者諸氏には恐縮であるが、過ぎてから気がついて、あわてて書いている。昨日、2月8日は元宵節(げんしょうせつ)だった。旧暦1月15日の節句だが、日本の静かな小正月とはだいぶ異なり、中華圏では賑やかにこの日を楽しむ。
【紀元曙光】2020年2月8日
慈母手中線、遊子身上衣。「慈母(じぼ)手中の線、遊子(ゆうし)身上の衣」と読む。唐の詩人、孟郊(もうこう)の作で、日本でもよく知られた漢詩の一節である。
【紀元曙光】2020年2月7日
新型コロナウイルスの猛威が止まらない。呼吸困難と高熱に苦しみ、生死の境にいる中国の老百姓(ラオバイシン「庶民」のこと)を画像で見るにつけ、本当に気の毒に思う。
【紀元曙光】2020年2月6日
前稿に続いて書かねばならない。日本での関連報道についてである。
【紀元曙光】2020年2月5日
わが日本のことを、歯がゆさを込めて書く。武漢から中国各地、さらには世界の複数の国にまで広がった新型コロナウイルス関係の報道は、日本の各メディアでも連日伝えられている。しかし、その内容は適切と言えるのか。
【紀元曙光】2020年2月4日
いつしか立春になった。今日から春と聞いただけで、わずかながら嬉しい。
【紀元曙光】2020年2月3日
人は本来、善良であると信じたい。ところが、ある種の邪悪に操作された異常社会において、人はとんでもなく罪深い行動に走る。
【紀元曙光】2020年2月2日
前稿の続きを書く。10日前まで何もなかった場所に、病院らしきものはできるのかも知れない。予定では明日、2月3日完成となっている。
【紀元曙光】2020年2月1日
武漢市郊外に知音湖という湖がある。郊外といっても、航空地図で見る限り、付近には密集した住宅やリゾート施設もあるので、決して人の少ないところではないだろう。
【紀元曙光】2020年1月31日
状況が緊迫しているのは、医療現場だけではない。武漢では、市民が正常に生活するための基本的な都市機能が、全て麻痺している。
【紀元曙光】2020年1月30日
百年ほど前に書かれたオー・ヘンリーの短編小説『最後の一葉』は、日本でもよく知られた作品である。
【紀元曙光】2020年1月29日
新型コロナウイルスによる肺炎患者が、増加の一途をたどっている。現場の医師や看護師は、心身ともに限界を超えている。24時間の連続勤務、あふれかえる患者。その家族からは、医療現場の能力を超えた無理な要求が突きつけられる。
【紀元曙光】2020年1月28日
およそ百年前、1918年から1919年にかけて大流行したインフルエンザは「スペイン風邪」と呼ばれ、全世界で猛威を振るった。感染者は5億人以上、死者は5千万から1億人とも言われる。人類史上最大の病禍と言ってもよい。
【紀元曙光】2020年1月27日
和暦でいう建保7年1月27日(1219年2月13日)の夜、鎌倉で変事が起きた。
【紀元曙光】2020年1月26日
東京JR山手線の新大久保駅。同駅のホーム下、階段通路の壁に黒く光る記念プレートが設置されている。この駅でホームから転落した人を救助するため、危険も顧みず自ら線路に飛び降りた2人の名を刻んだものである。
【紀元曙光】2020年1月25日
今日は旧正月の初一、元旦である。中国だけでなく、東アジアの広い範囲にわたる中華圏では、この期間を盛大に祝う。
【紀元曙光】2020年1月24日
白い野百合の花が、一滴の涙をこぼして枯れた。中国貴州省の呉花燕さんという24歳の女子学生が1月13日、貧困による飢餓が招いた重病で亡くなった。救いの手が差し伸べられた時には、すでに遅かった。
【紀元曙光】2020年1月23日
今年は暖冬なのだろうか。天気予報とニュースを見る限り、全国的に雪が少なくて、各地のスキー場は大いに困っているという。
【紀元曙光】2020年1月22日
日本人の大好きな食べ物といえば、はて何だろうか。ラーメン、牛丼、寿司、とん汁、カレーライス等々。ではその中で一番、みんなで楽しく食べられるものは?
【紀元曙光】2020年1月21日
今年の旧正月は1月25日だそうだ。今の日本人にとって旧暦は、はるか昔の感覚であり、今年のその日を知るにはパソコンで検索しなければならない。
【紀元曙光】2020年1月20日
古代中国の神話に堯(ぎょう)という人物がいた。儒教では第一の聖人とされる理想の帝王である。その堯が統治者であった時、人民が平穏に暮らしているかどうか、お忍びで視察に出かけたという。
【紀元曙光】2020年1月19日
戊辰戦争は1868年1月19日(慶応3年12月25日)に、江戸の薩摩藩邸が焼き討ちに遭って消失した事件を発端とする。庄内藩指揮下の新徴組が襲撃、放火した。
【紀元曙光】2020年1月18日
今年の大学入試センター試験が始まった。受験生の皆さんは、それぞれ将来の夢を胸に秘め、その実現への第一歩として、目の前の試験に臨んでいることだろう。