習近平政権の反腐敗キャンペーン、次のステージへ 党高官の外戚まで調査対象に
中国の保険大手、安邦集団CEO・呉小暉が当局に連行された理由について、米メディアが呉氏が習政権の政治的タブー2つを犯したからだとみている。習政権は反腐敗運動の調査範囲を、党上層部の外戚関係へと進めてきたようだ。
中国保険監督トップ失脚、習政権 金融界の粛正を強化
中国共産党中央紀律検査委員会は9日、「厳重な規律違反」として保険監督管理委員会(保監会)の主席と党委員会書記を務める項俊波氏を調査中と発表した。閣僚級の項氏が事実上失脚した。習近平政権は今後、規制当局を含む金融界全体に対して、反腐敗の摘発をいっそう強めるとみられる。