千年前実在の清廉潔白裁判官「包拯」に泣きつくのもダメ 警察が市民を阻止=中国広東

このほど、中国の庶民の間で、宋代に実在した名裁判官「包拯(ほうじょう)」を祀った廟である包公祠や包拯の墓に跪いて拝み、ひたすら「自身が受けた冤罪や不公正な扱いによる被害」を泣きながら訴えることが一種のブームとなって巻き起こっている。
2024/04/04 李凌

「泣き廟」が広州にも出現 ますます広がる、民衆が被害や冤罪を神仏に訴える社会現象=中国

このほど、年金の支給を止められた庶民たちは、河南省の包公祠の代わりに、広東省広州市にある道教寺院「黄大仙祠」へ殺到した。
2024/03/26 李凌, 鳥飼聡

宋代に実在した名裁判官「包公」に向かい、被害や冤罪を訴えるブームが巻き起こる=中国

北宋時代の有名な裁判官・包公が、社会秩序が崩壊し、ますます混迷する今の中国において「特別な意味」をもつ存在になっている。
2024/03/20 李凌, 鳥飼聡