朱婉_qi_:全世界訴訟案と中国弁護士への声援(上)

2005/04/07 更新: 2005/04/07

【大紀元3月4日】(取材:辛菲(大紀元記者))法輪功が中国大陸で鎮圧と迫害を受け始めて、すでに5年以上が経過した。法輪功学習者と正義感を持つ人たちはずっと世界中で法に基づく公正さを求めるための努力を続け、卓越した成果を得た。そして中国大陸においては、高智晟や郭国汀などの著名な弁護士に代表される権利擁護派の弁護士が、法輪功学習者のために公民権を勝ち取ろうとしており、また、中国内外の正義感がある人たちや国際世論の支持と共感を得ている。

先日、大紀元記者の辛菲が朱婉_qi_弁護士を取材した。朱婉_qi_弁護士は「全球公審江沢民律士団」(全世界で江沢民を法のもとに裁く弁護士団)の35名の弁護士のうちの一人で、台湾地区の弁護士の代表スポークスパーソンであり、かつ、「全球反対香港基本法23条立法」の台湾区の代表でもある。

記者:全世界での江沢民訴訟案は現在およそどのような状況なのでしょうか。また、どうしてこのような努力を始められたのでしょうか。初志と目的は何でしょうか。

朱婉_qi_弁護士:法輪功学習者は現在、世界各地で江沢民グループに対する訴訟を起こしています。私たちはそれらを「訴江案」と呼んでいますが、この訴江案は、第二次世界大戦以降最大の国際的人権訴訟案件であると言ってよいと思いますし、この訴訟案は国際的にも広く注目されている国際的人権訴訟案だと思います。

江沢民とその一味が1999年7月22日に法輪功を迫害して以来、国際連合およびたくさんの国際的人権組織は詳細に調査し、迫害の証拠と、その結果として迫害が事実であることを確認しています。世界各国のあらゆる階層の人たちが、江沢民グループが法輪功を迫害しており、前代未聞の数々の残酷な刑罰で非人道的な虐殺を実施していることを知ったとき、たくさんの正義感のある人たちが中国共産党を非難し、法輪功団体が迫害停止を求める呼びかけに声援を送っています。当然その中には、各国の法曹界も含まれます。

現在までのところ、世界各地の29カ国の35名の弁護士が「全球公審江沢民律士団」に加入しています。江沢民を相手取った訴訟としては現在アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの14カ国で15の対江沢民訴訟案を提出しています。これらの15の案件のうち、13件は刑事訴訟で、残り2件は民事訴訟です。

弁護士団は29カ国にわたって、江沢民および彼と共に不法な法輪功弾圧を首謀する22名の中国共産党官僚とに対して、47件を超える訴訟案を提出しました。世界中の29カ国の弁護士が参加していること、そして訴訟を起こしている国の数から言って、「全球訴江案」の訴訟の規模は、第二次世界大戦後で最大の国際的人権訴訟であると言えますし、また国際法曹界における最大規模の連携活動です。

訴追されている23名の中国共産党官僚の中には、前中国国家主席の江沢民のほか、副国家主席の曾慶紅と、文化部部長の孫家正、資訊産業部の王旭東、前教育部長の陳至立、商務部長の薄煕来の4名の部長、そして公安部副部長の劉京が含まれています。

法輪功学習者は29カ国で江沢民をはじめとする23名を訴追することにより、非常に重要な事実を暴露しています。その非常に重要な事実とは、江沢民グループが法輪功に対して6年近くもの長い間迫害を続けているのは、江沢民ただ一人の政治的不安感をきっかけに、中国共産党や国家の機構、そして資源の全てを利用して全面的かつシステマチックに中国本土の法輪功学習者と海外の法輪功学習者を絶滅させるための迫害を繰り広げているということです。

法輪功学習者が世界中でこんなにたくさんの訴訟をおこしている理由についてさらに説明しますと、江沢民が共産党や国家機構を全て動員して行っている法輪功への迫害が全世界的に展開されているからであり、ただ中国国内の法輪功学習者を鎮圧、迫害するのみならず、海外の法輪功学習者をも迫害し、絶滅させようとしているからであり、その結果、この迫害が世界的なものとなっているのです。この点について国際社会はまだ十分に理解しているとは言い難いです。

法輪功学習者がこのようなたくさんの国で江沢民を訴えるのは、絶滅を目指した迫害が全世界的に行われているという理由のほかに、もうひとつ原因があります。それは、江沢民も含め、中国共産党の官僚が犯している罪は国際刑事法上でもっとも厳重な3つの犯罪であるからです。彼らの犯罪を法輪功学習者が全世界で普遍的に告発しているのです。その犯罪とは、種族絶滅罪(Genocide)、拷問罪(Torture)、そして反人類罪(Crime against Humanity) です。これらの犯罪は国際刑事法において最も重罪であり、国際社会が人権の観点から国際的かつ普遍的に認知している人類の基本権利である自由に対する犯罪です。国際法廷のローマ規約署名国および多くの文明法治国家の法律には、このような犯罪に対する条文があります。ですから法輪功学習者はこんなにたくさんの国で、その国における法律に照らして江沢民や迫害に関与しているあらゆる中国共産党の官僚たちに対して民事訴訟または刑事訴訟を起こすのです。

これらの訴訟の成り立ちからもわかりますように、このような国際社会が普遍的にもっとも重大視している反人類、反人権、戦犯と同様な犯罪は、第二次世界大戦における国際的人権の実績から言えば、ハーグ国際刑事法廷あるいは国際連合が設置する国際特別法廷で処理するべきものですが、なぜ、国際刑事法廷や国連は今もなお江沢民による法輪功への迫害に対する訴状を受理しないのでしょうか。

簡単に述べますと、国連については、皆さんもご存知のとおり、中国は安全保障理事会の常任理事国ですから、法輪功側が国連に国際特別法廷を設置して法輪功側の訴訟案件を受理するように要求しても、中国共産党があらゆる手段で阻止しており、国連人権委員会の専門部会が過去数年にわたって法輪功に対する迫害に関するたくさんの調査報告を行っているにもかかわらず、国連は中国共産党の政治力の影響を受けて、今に至るまで何ら譴責決議も行っていません。国際特別法廷で江沢民を裁くのは、なおさらできない状況です。

第二に、国際刑事法廷について述べますと、国際法廷は第二次世界大戦後に設立されたのですが、ここは平時(戦時ではない時期)において、ちょうど江沢民グループのような国際刑事法でもっとも重大な犯罪、種族絶滅罪(Genocide)、拷問罪(Torture)、そして反人類罪(Crime against Humanity)を犯した者に制裁を加え、国際司法によって人権の正義を擁護するために設置されたものです。しかしこの機構は不備な点があります。その不備な点とは、中国は「ローマ規約」の署名国ではないため、今でも国際刑事法廷が管轄することができずにいることです。加えてたくさんの国家が中国との商業的利益を考慮して、この訴訟案に対する支持が足らず、そのため現在でも国際刑事法廷は法輪功学習者が提出する江沢民グループに対する訴状を受理していません。

私がなぜ国連と国際刑事法廷の双方に関する欠点に言及するかと言いますと、実際には、私たちはこれらの29カ国の40以上の訴訟によって国際社会を喚起し、とりわけ国際的な人権の正義を擁護する機構が現存する法律・制度上の欠陥を直視するよう求めているからです。国際的かつ普遍的に認知されている人類の基本的生存価値に反し、人間の生存の自由と信仰の自由を剥奪する種族絶滅罪(Genocide)、拷問罪(Torture)、そして反人類罪(Crime against Humanity)の犯罪を目の当たりにしているにもかかわらず、法律・制度上の欠陥や政治介入によって国際刑事法廷設立時の正義の趣旨を忘れ去り、これらの凶悪犯を法の外に置くことがあってはならないのです。中国共産党が国連安全保障理事会常任理事国であり、しかも国際刑事法廷の管轄を受けないということによって、江沢民グループが全ての国家機構を利用して善良無辜な人たちに対する迫害を続行していることについて、私たちは大変心が痛みます。これは21世紀の華人社会最大の人権に関する不名誉かつ恥辱的な出来事です。

法輪功学習者がたくさんの国において訴訟を起こすのは、この第二次大戦以降最大の人権訴訟案によって国際社会が一億人もの中国人、中国人口の7%の人たちが人身の自由や信仰の自由を剥奪されていることを直視し、国際社会が中国共産党によるこの迫害を制止する具体的行動をとることを願っているからでもあります。

中国では、中国共産党が国家機構の全てを操り、国際刑事法上最も重大な罪を犯していますが、これは中国の憲法および刑事法に照らしても違法なものです。中国の司法制度は法律に基づき江沢民グループを捕らえるべきなのです。しかし悲しいことに、中国の法廷も法曹界も司法の正義を実行する方法がないばかりか、中国共産党に利用されて法輪功を迫害しており、法律が法輪功を迫害する手段と道具になってしまっています。中国の法廷と法曹界は国家機構の暴力と脅迫によって、法治を誠実に擁護することができずにいます。信仰の自由を奪われた数千万人の法輪功学習者や、失踪した百万人もの法輪功学習者や、千人にも上る虐殺された法輪功学習者に対して、彼ら自身の国で司法制度による司法救済を受けられないのです。この状況は非常に風刺的な現実であり、却って容易に理解できます。どのような国であれ独裁者が暴力に偏執して彼らの人民に対してこのような暴力テロ行為を行うときには、現実にはこの独裁者という名の猛獣は国家の法律・制度によって迫害されている者に対する公平な法的救済措置を与えることなど決して認めないのです。

中国には良知ある人権擁護派の人が少なくなく、法輪功学習者のために正しいことを言うために立ち上がり、中国憲法や刑法の規定に基づき、迫害に加担している中国共産党の官僚を訴えました。しかし、規律を守って国家の法律に基づいて人民の権利を守る、いわゆる民権防衛派の弁護士は、まさか自分自身も生命の危険にさらされるとは思いもよりませんでした。ニュースによると、北京の高智晟弁護士は現在激しい脅迫により身の危険にさらされており、上海の郭国汀弁護士は法輪功学習者のために弁護をしたため弁護士証とコンピュータを没収されてしまいました。中国には法律も規則もあるのに、野蛮にも法律を尊重せず、無実無辜の人々をみだりに殺害し続け、公然と違法行為を行っている政党があるにもかかわらず、その政党は制裁を受けないどころか法律と権力をもてあそび続け、大胆不敵に善良無辜な修煉者と人権防衛派の弁護士を迫害しています。このようなことは文明的な放置国家では簡単には想像できないことでしょう。中国共産党は法輪功のために正しいことを言う法曹界の人々に対してもこのような脅迫行為を行っています。法輪功学習者に対する迫害手段がどのように残酷であるかは、言わずともわかることです。

国際法曹界から言えば、人類の基本的権利および自由を守ることは、世界中の気概があり、良知がある法律に携わる者にとっては天職であり、自分で責任を負うべきものです。もしも法輪功学習者が中国共産党の国家機構により迫害を受け続け、中国の法曹界が彼らの土地で正義を実践することができず、中国の法律が中国共産党の迫害手段として使われているにもかかわらず、国際社会がまだ軽視し続けるなら、私は、これはすでに中国一国の問題ではなく、国際社会の責任、国際法曹界の共同責任であり、私たち法曹界の者は勇敢に良知をもって国際的な人権の正義を守り、この人権の茶番劇を終わらせる責任を負わなければならないと思います。

私たち弁護士団は、国際社会はこの江沢民グループが一千万人にものぼる中国人民に対して迫害をし続けることを放置してはならず、国際司法機構の欠点についてより深い反省をしなければならないと思っています。あらゆる方向に人類が頻繁に行き来し、国境を越えて共存共栄する地球村において共同で人類の普遍的な人権価値を守る、これは国際社会、とりわけ弁護士界と人権界とが、非常に重大な人命や、計り知れない価値を持つ自由という厳粛な主題を積極的に直視すべきであると私は思います。独裁的な暴力政権が法律を道具として人間の基本的な生存の自由、信仰、集会、結社の自由を剥奪することを私たちは決して許してはいけません。これらの剥奪は文明的な法治国家においては全て認められないものです。

中国では「真善忍」を信仰しているという理由で、中国共産党によって毎月平均で19名の学習者の生命が奪われている状態ですが、もし中国の法律制度が正義を振るうことができず、しかも国際社会もただ座視しているだけであれば、このような現実はどんな文明的な法治社会にとっても受け入れることができる正常な状態ではありません。中国との間の商業的利益を守るために中国共産党による人権に対する暴力を軽視し容認できる国に対しては、私はその姑息な本性こそ異常な状態であると言わざるを得ません。

「全球公審江沢民律士団」が現在29カ国で行っている努力とは、国際社会および中国の人権擁護派の人々にさらに一歩踏み込んで自らを省みて、具体的な行動をとるよう喚起し、このようなテロリズムで人民を殺害する者たちを法によって裁き、千万人にも上る善良無辜な人々が自由な法治の社会で安全に法律によって保障された基本的人権を行使できるようにすることなのです。

記者:これらの訴訟案は国際社会にどのような影響を与えたでしょうか。訴訟を起こすたびに、さらに多くの人が法輪功に対する正確な認識を持ったり、さらに多くの正義感ある人が注目し、法輪功を支援したりするよう喚起できているでしょうか。

朱婉_qi_弁護士:この質問はとてもよいですね。現在までのところ、私たちは14カ国で江沢民に対して15件の訴訟を起こしています。現在はまだ江沢民の犯罪に対して実質的な審理を行う段階まではきておりませんが、法輪功学習者および全球公審江沢民律士団の代表弁護士は、昨年10月、国際弁護士協会がニュージーランドのオークランドで開いた年次大会や、昨年ニューヨークでの国際法週間において積極的に各国の判事や弁護士、教授および法律に携わる人々を含む世界の法曹界の人々に、中国でいまだに続いている人権迫害と全世界で行っている江沢民に対する訴訟の最新状況とを説明しました。私たちは確かに、法曹界において普遍的な理解と支持を得ており、多くの法曹界の人からたくさんの提案や意見を得ることができましたし、中国の人権の状況のひどい記録に対して法曹界の人々も同様に惜しがったり、心を痛めたりしています。

そのほかに申し上げるべきことには、去年1月、私たち弁護士団の4名の代表がハーグ国際刑事法廷で主席検察官補佐官に、全世界の江沢民に対する訴訟の最新状況を報告し、さらに全世界の法曹界から江沢民への訴訟案への支援、法輪功への迫害の停止を要求する正義の支持を提出しました。その中には二千人もの世界各地の弁護士や法学部教授による全世界江沢民訴訟を支持する声明書や、台湾最大の全国弁護士会理事会を通過した、全世界江沢民訴訟を支持し、中国大陸で監禁されている台湾の法輪功学習者の解放を要求する決議が含まれています。この決議は台湾法曹界では前例がないものです。法輪功学習者が全世界で訴訟を起こしているからこそ、当地の法曹界や政界の注目を引いているのであり、これらの全世界の法曹界の正義の声が弁護士団への最大の鼓舞と支持となっています。

当時私たちと面会した主席検察官補佐官も、これによってさらに江沢民グループによる法輪功への迫害についての理解をさらに深めたと言っていました。非常にたくさんの国の人権組織の報告、そしてたくさんの法曹界の支援の声によって、彼らも直視せざるを得なくなったのです。私たちはさらに一歩進んで、この第二次大戦以降に設立された国際司法機構がこのような反人類的暴行の犯罪に対して制裁を加えられるようにするにはどうすればよいのかを検討していただきたいと要求しました。

現在、国連人権委員会やヒューマンライツウォッチ、アムネスティ・インターナショナルによる調査、および法輪功学習者がこれらの組織や各国の弁護士会に提出したたくさんの、本当にたくさんの証拠資料は、江沢民の罪状を証明するに足りるものですが、江沢民訴訟を起こしている各国の法廷において有罪判決が下されたものはまだありません。しかし私たちは社会各階層のたくさんの正義の支援や理解を確かに得ておりますから、国際社会はすでに江沢民グループによるこの世で最大の悲惨な犯行が確かに存在し、これが非難されるべき不公正で正義のないもので、譴責され厳重に制裁を加えられるべきものであるということを理解しています。

私たちの初めての統計によれば、現在までに世界各国の600を超える様々な社会団体や国家の議会が中国共産党江沢民グループによる法輪功への迫害に対して譴責決議を提出しています。弁護士団と法輪功学習者はさらに努力を続けます。

ここで申し上げるべきことは、この弁護士団の団員がますます増加していることです。迫害の残酷さを理解した後、公民の権利を守る仕事に携わる弁護士が立ち上がり、法輪功学習者の江沢民への訴訟をボランティアで支えているのです。そのほかに、これらの迫害の証拠を国際社会に徹底的に暴露し、社会の各階層と団体とにこの迫害の残酷さを理解してもらい、中国政府が人権という普遍的価値を全く尊重せず、そればかりか隠蔽や誹謗中傷を企てて自らが行っている非難されるべき犯行を覆い隠そうとしていることを理解してもらうために私たちは世界中を駆け回っています。私たちは国際社会に対して、商業的利益のために人権の堅持を犠牲にすることがないよう、中国共産党の強権を恐れずに、人類の基本的道徳と人権の価値を守るために立ち上がるべきであると訴えます。

中国との商業的利益の誘惑と中国共産党の政治的威嚇によって、ある国際的メディアは法輪功への迫害に関して客観的で明晰な報道が欠けており、往々にして誤って、あるいは故意に中国共産党の法輪功に対する捏造された報道を採用しています。これらの悪意あるメディアに対しても私たちは法的に訴訟を起こし、彼らが中国共産党に濫用され、人権を殺戮する者の代弁者となり、実情を知らない社会の人々に法輪功団体に対する憎しみを持つよう煽動することを制止します。中国共産党の法輪功への迫害は中国国内、国外を問わず最大限度まで行われており、中国共産党が歴史上行ってきた、人間を迫害する数々の手段や悪意に満ちた虚言を現代の科学技術を使って世界中に撒き散らしています。これは本当に責め咎めるべきものです。アジア・太平洋地域で最も多くの人口を抱える中国大陸で、このような社会の主流において一億人にも上る人々の人権と自由が剥奪されているということは、決して国際社会が無視してはいけないものです。

昨年、私も含めて弁護士団の代表がナチスのニュルンベルグ法廷の首席検察官と偶然出会いました。彼はすでに85歳で、私たち3名の弁護士団員と会ったときに、彼は私たちに特別に彼の最近の著作をくださいました。その本には「永遠にあきらめない」と書かれていました。私たちはこのご老人の半世紀にわたる堅持と激励を受けて、大変感動しました。

正義の力はすでに29カ国から集まっています。現在さらに多くの国の弁護士が続々と訴訟のための告訴状を準備中です。中国領事館を相手取る訴訟も含めるとすでに50を超えました。全球公審江沢民律士団として言えることは、私たちは必ず江沢民を国際法廷に送り、国際的司法によって法の裁きを受けさせ、無実無辜にもかかわらず虐殺されたり、拷問を受けたり、行き場を失った法輪功学習者やその家族に対する法的責任を取らせなければなりません。これが私たち弁護士団の非常に重要な目標です。

目下のところさらに重要なのは、この迫害をできるだけ早く終わらせることです。これらの訴訟によって法輪功学習者への迫害の真相と証拠が国際社会に十分に大量に暴露され、世界が迫害の真相を理解し、さらに多くの正義の力が結集して、邪悪な中国共産党に対してさらに大きな圧力をかけるようになれば、彼らも必ず即刻迫害を停止します。

私たちはまた、中国人が自らの国で江沢民を裁くことをも希望しています。私たちはイラクのフセインやそのほかの独裁者のその多くが独裁者が暴力を振るった場所で審理を受けているのを見ました。ですから私たちは、今現在どのようにして国際特別法廷を設立するかを計画していますが、国際社会の人権に携わる人々が私たちに協力して国際特別法廷の設立を推進し、中国の国土で中国共産党や江沢民によって「法輪功は悪い」とか「この弾圧は合法的である。」などとだまされている中国人民の、まさにこのだまされてしまった中国人民の目の前で、法律により江沢民グループを裁き、この凶悪犯に国際司法において公正で正義の制裁を加えることができるよう、私たちはあきらめずに努力しつづけます。

なぜ国際社会という場で江沢民を法に基づいて裁くのかといいますと、彼が犯した罪が国際刑事法で最も重大な種族絶滅罪であるのみならず、法輪功に対するこの迫害が全世界的に行われているからです。私たちが7カ国で中国領事館を訴える際に提出した彼らの犯行の証拠によって、この法輪功に対する迫害は決して中国人だけに関係するものではなく、たくさんの海外における信仰の自由や集会、結社の自由を行使している法輪功学習者にも及んでいることが理解できます。私たちはまさか海外の法輪功学習者でさえ中国共産党の魔の手から逃れられず、海外でも中国共産党の江沢民グループに迫害されていようとは、思いもよりませんでした。中国共産党は各国の中国大使館、領事館を利用して法輪功に対して妨害や誹謗中傷、そして迫害を実施しています。2003年8月、カナダにおいて中国副総領事の潘新春による誹謗中傷事件について、私たちはすでに勝訴しました。これらの国際的な迫害に対して、私たちは国際司法の場で解決を図らなければならないと考えています。ここで言う解決とは、背後に隠れている凶悪犯が全世界で行っている罪悪の証拠を世界の人々に暴露して、国際司法の場で彼らを法によって裁くことです。

記者:実は過程もすごく大事なのですね。過程において人々の道義心や良知を呼び起こし、さらに多くの人が立ち上がって正義を叫ぶようになるし、私が知るところでは、江沢民訴訟は人々を非常に震撼させています。中国大陸の人は、中国共産党による統治思想の影響を受けていますから、国家の指導者が起訴されるなどとは、想像することもできないでしょう。だから彼らにとっては非常に驚いており、国際社会の反応を見た後、彼らは改めて考え直すことでしょう。

朱婉_qi_弁護士:そうです。第二次世界大戦の後、江沢民とそのグループが犯した犯罪は国際刑事上で最も重大な犯罪です。しかし国家機構によるメディアの宣伝と世論形成の下では、十数億もの人が法輪功の鎮圧と迫害の真相を知るすべがありません。私たちは国際的訴訟と国際的なメディアの報道とを通じて、江沢民およびそのグループが中国で行っている迫害と鎮圧は全く合法的ではないことを中国人民に理解してもらい、江沢民たちの邪悪なひどい容貌を中国人民に理解してもらうことを望んでいます。

中国国外での江沢民グループに対する訴訟は、中国人民にとって彼らが本当に中国共産党一味にだまされているということを理解させるための最もはっきりとした真相です。私たちは中国人民がはっきりと目覚めて、主体的に自分たちの司法機構を利用して、ちょうど中国人の言葉にある「自理門戸」(自らのことは自分で処理する)のように、江沢民に中国人に対する責任を取らせるべきなのです。なぜなら彼が行った絶滅政策は千人にも上る法輪功学習者を殺害したのみならず、全中国人民を騙し、人民のものである国家の資産を浪費して迫害を行ったからです。中国共産党に様々な税を上納している中国人、彼らの貢献によって得られた税収は、社会の進歩と中国人民の生活の繁栄を促進するために使用すべきものであり、中国共産党が人権迫害を行い、世界における中国人への印象を毀損するためのものではないのです。

中国人民は法輪功への迫害をはっきりと理解しなければいけません。この迫害はただ一億人の法輪功学習者だ

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