【大紀元日本5月27日】青海省においてすでに121人(5月25日現在)が鳥インフルエンザで死亡したことがわかった。中国政府は情報を厳重に封鎖しているが、死亡者の家族から関連する内部情報が得られたという。
中国内情専門ウェッブサイト『看中国』の5月25日報道によると、当該地区で働いている人の家族が最近西寧を訪れ、かつ死亡者がいると見られる地点に集まっている。政府の指導で遺体は統一的に安置されていたが、死亡に関する情報が急速に外部に広まった後、家族は監視下に置かれ、外部との連絡が厳格に制限されるようになり、5月25日、家族との連絡も全て中断されたという。
伊克庫蘭、折夷果東、泉吉、組合瑪、占江、晒日娘等の地域の人が以前に語ったところによると、現地では多くの人が感染し、家畜の大規模な死亡が見られ、死亡者数をカウントする術がないという。防疫要員が相次いで現地入りし、宣伝及び予防薬品を配布し、部分的な消毒を行って現地を離れたが、感染者数については分かっていない。前回の資料提供者の情報によると、鳥インフルエンザの感染範囲は予想よりもかなり広く、加えて当地の家畜は外部、特に広東省への輸出が多い。広東省が特殊性な地域であることから、政府は大規模な拡散が発生することを非常に懸念しており、このことが全国に鳥インフルエンザの予防を発布した主な原因となっている。
事情通の話によると、現在分かっているのは、この鳥インフルエンザは単純なH5N1ではなく、H5N1と他の伝染病のウィルスが組み合わさった新たなウィルスである。症状についてはH5N1との間にはわずかな違い、とくに高温化による潜伏性があることと発作時間が早いこと位しかないが、伝染性が備わっている。剛察の封鎖された感染地区が主要なウィルス発生源とされたため、政府は剛察地区を業務の重点と見なしている。また、この人の指摘によると、一部の官僚は死亡者数を水増しし、このウィルスに関係のない感染者や死亡者までもカウントして国家の補償資金や防疫資金を水増し要求しようしとており、国務院は非常に困っているという。
以下のリストは、一部政府の数字が混じっており、偽造部分を排除していない。しかし、実際の死亡者数は少なくはないであろう。なぜなら、死亡者の遺体は強制的に焼却処分されているからである。
感染地区の死亡者及び感染者の原籍又は発病地に関する資料は次の通りである。
永豊 感染6人、死亡8人
紅山 感染9人、死亡6人
折夷果東 感染9人、死亡12人
上遊 感染3人、死亡11人
伊克庫蘭 感染3人、死亡12人
麦多賽者 感染7人、死亡6人
組合瑪 感染3人、死亡9人
泉吉 感染6人、死亡9人
剛察大寺 感染3人、死亡8人
晒日娘 感染3人、死亡6人
南比曲果 感染2人、死亡3人
銭拡児 感染3人、死亡9人
占江 感染2人、死亡7人
毫吾落 感染4人、死亡7人
勒格目日那= 感染3人、死亡1人(=王に京)
切吉将科日 感染2人、死亡3人
喜瑪 感染6人、死亡3人
小北湖 感染4人、死亡1人
これは政府内で報告する際に使用した資料の一部であり、内部の関係者によって提供されたものである。また、情報を提供してくれた家族とは連絡が取れなくなっている。主要な感染地区では既に大規模な薬品の発送と防疫業務が行われているが、その後の死亡状況に関しては判明していない。
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