【大紀元日本7月19日】7月15日、北京市のエイズ予防治療会議で、エイズ感染は高危険度集団から一般市民に拡散する傾向が、強まっていることが明らかになった。
夕刊新聞「北京晩報」によると、今年5月31日までに、北京市では2,414人のエイズ感染者と患者が報告された。内、北京市の住民が17.2%を占め、若・中年層が大半で、男性の感染率は女性より4倍も高い。更に、感染者は毎年平均おおよそ40.6%の率で増加しているという。
北京市衛生局局長・金大鵬氏は15日の会議で、「今北京では、エイズ感染者は急速に増加している。北京市民の感染ルートは、主に静脉注射による麻薬の使用と性行為であるが、出稼ぎ者の場合、この2種類のルート以外、献血行為による伝染も高い比率を占めている」と述べた。
社会からの重圧や、エイズに対する恐怖、麻薬の常用、性産業、同性愛などの要素によって、エイズの患者数を正確に把握しにくい。北京市が確実に把握し、管理しているエイズ感染者と患者は、非常に限られているという。
専門家によると、2010年中国のエイズ感染者数は1,000万人に達する見込み。
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