【大紀元日本11月11日】遼寧省黒山県で発生した高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)は、相次ぎ省内の各地で確認され、中国農業部の杜青林・部長は11月8日の発表で、さらに拡散・蔓延の可能性が確実に存在すると指摘した。昆明で会議に出席した世界保健機関(WHO)の西太平洋地区責任者は、遼寧省の鳥インフルエンザの拡大する可能に対して心配を示し、予防処置のワクチン注射をしたにもかかわらず拡散する現状に、偽物のワクチンを使った可能性を示唆した。
自由アジア放送局によると、遼寧省動物衛生監督管理局の従業員は、記者の取材に対して、「偽物のワクチンの使用可能について調べないと分からないが、間違ったワクチンを使ったかもしれない」と答えた。
一方、国家病気予防センターの王宇氏によると、WHOが昨年5月に中国に提供したベトナムのヒトに感染した鳥インフルエンザのウィルスに対して、すでに研究を完成し、ワクチンの開発に飛躍的な成果を得て、現在臨床実験の申請をしている最中という。
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