中国、鳥インフルエンザに新しい感染者、死者6人目

2006/01/19 更新: 2006/01/19

【大紀元日本1月19日】中国衛生部は18日夜、四川省簡陽市で女性(35歳)が鳥インフルエンザ感染し、死亡したことを発表した。これで中国国内の鳥インフルエンザ感染者は、これまでの8人から9人に増え、6人目の死亡となる。

最新報告によると、死亡者は四川省簡陽市周家郷に在住する女性で、家禽の食肉加工に従事していた。今年の1月3日に発症、10日に入院した。入院中に発熱、肺炎の症状が現れ、11日に死亡したという。

調査によると、昨年12月25から今年の1月5日まで、女性と同じ住宅地にいる8戸の農家から家禽の死亡が発生していたという。1月12日、四川省疾病予防制御センターは、女性から採取したサンプルに対して検査を行った結果、H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスを検出した。

女性が発症後、地元の衛生部門は女性と接触したほかの者に対して、検査を行ったが、今のところ異常はないという。

衛生部は女性に関する情報をすでにWHO、香港・マカオ・台湾および一部の国へ報告したという。