【大紀元日本4月28日】中国衛生部は27日、四川省で8歳の女児が高病原性鳥インフルエンザに感染したことを発表した。これまで中国大陸ですでに17人が鳥インフルエンザに感染し、内10人が死亡した。
中国衛生部のウェブサイトで、同女児は遂寧市唐家郷に在住する学生で、4月16日に発病し、発熱、肺炎の症状が現れ、現在は地元の病院で治療を受けているという。流行病学における調査では、女児は発病する前に、家で飼っている家禽が死亡していたという。
四川省疾病予防制御センターによる女児検体の分析では、H5亜種型インフルエンザ核酸が陽性を呈したことが明らかとなった。27日、同センターで再測定し、女児の下呼吸道の検体からH5N1型ウイルス核酸が陽性の結果が出た。
中国衛生部はこれに対して、直ちに防御措置を取り、女児とよく接触する者に対して厳密な医学的観察を行ったが、異常な臨床的現象はなかったという。
中国衛生部は、女児に関する情報を世界保健機関(WHO)、台湾、香港、マカオおよび一部の国へ報告したという。
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