【大紀元日本12月12日】中国大陸の黄河では最近海へ流れ込む水量が増えたため、山東省東営市の黄河河口で12月2日、珍しい「黄龍入海」の現象が現れた。この珍しい現象に、多くの見物客と写真愛好家の注目が集まった。
山東省東営市黄河河務局によれば、「黄龍入海」は黄河河口の独特な現象で、黄河の水が海に流れ込む時に紺碧の海水とぶつかり鮮明な対比が形成される。幅56kmの河口で河の水は海水の勢いに押し上げられ、波が湧き返り打ち寄せる。大潮のときには河の水と海水が激しくぶつかり、その勢いがさらに盛んになり壮観であるという。
「黄龍入海」の発生条件は、①河の水量が比較的多い②河の水の黄砂含有量が高い③潮の勢い、ぶつかる激しさである。これらが全部揃って現れるため、比較的水量が多く、条件が揃い易い9月に多く見られるという。
通常黄河は12月に水の少ない時期に入るのでこの現象は現れにくくなるのだが、最近は黄河の水量が多く保たれているため、9月を過ぎてもこの珍しい現象があらわれた。
(翻訳・坂本)
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