中国東部の山東省では6日未明、マグニチュード5.5の地震が発生し、21人が負傷した。震源の深さは10kmで、余震は59回に上った。北京市や天津市でも揺れが感じられるなど、影響は広範囲に及んでいる。
中国現地メディアの報道によると、6日朝の段階で、126棟の建物が倒壊した。住民21人が負傷したが、いずれも打撲などの軽傷だという。
中国地震観測センターの情報によると、地震が発生したのは6日午前2時半頃で、地震の規模を示すマグニチュードは5.5、震源の深さは10kmだった。
インターネット上に投稿された動画からは、家具が揺れる様子や、住民が家から避難する様子が確認されている。
地震による揺れは北京市や天津市、河北省などでも観測され、驚いた住民が相次いでSNSに投稿、「初めて地震を経験した。本当にびっくりした」「深夜に飛び起きた」「北京でも揺れを感じた」などの書き込みが多く見られた。
中国北部では深刻な水害も続いている。7月下旬の豪雨と当局による事前通告なしのダム放水により、河北省の多くの地域で深刻な水害が発生し、逃げ遅れた住民が命を落とした。中国共産党当局の災害救助を美化し、事実を伝えない政府系メディアの報道に対し、住民らは不満を募らせている。
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