【大紀元日本4月16日】中国重慶市で4月13日、国有大手繊維メーカーの従業員数百人が、給料の未払いに抗議し、道路を封鎖するストライキを行った。
国営企業「重慶涪陵金帝集団」の従業員は、3ヶ月間も給料をもらっていないとして、4月13日夕方から工場前の大通りに座り込みして道路を封じ、2日間抗議活動を続けた。
報道によると、従業員約300人が抗議に参加し、金属板などで道路をを封じた。
抗議参加者によると、工場側はすでに3ヶ月間も給料を未払いしている。生活が窮地に陥り、地元政府に早急に問題を解決してもらうために、今回の抗議に出たという。
同社は1982年に創業、国有の大手繊維メーカーである。従業員数約6500人。
当局の官製メディアは、警察が現場で秩序の維持にあたり、衝突はないと伝えている。
世界的金融危機により、中国製品への需要が大幅に落ち込み、多くの中国企業が倒産、2千万人あまりが失業した。
海外メディアなどは、失業や、給料の未払い問題の深刻化により、中国当局最高指導部は社会的不安を招く事態を危惧していると見ている。
(翻訳編集・叶子)
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