【大紀元日本2月9日】今年の旧正月の元旦は、バレンタインデー(2月14日)にあたる。元旦は、家族や親戚と過ごすのが一般的だが、恋人と過ごすバレンタインも捨てがたい。中国の若者は、どちらを優先するのだろうか。
28歳の劉さん(女性)は、「もちろん家族と過ごす」ときっぱりしている。両親と離れて暮らす劉さんは、年に一度の旧正月を楽しみにしている。「(元旦は)中国人にとって最も重要な祭日。親に寂しい思いをさせたくない。彼も理解してくれるはず」と話す。
また、中国では西洋のバレンタインがある一方、古くから伝わる「七夕」(旧暦の7月7日)も恋人の日として重視されていることもある。今年のバレンタインは元旦と重なるため、恋人とは七夕を一緒に祝うと言う若者も多い。肖さん(男性)は、「今まで気にしたことはなかったけど、今年の七夕は彼女と一緒に過ごす」と述べ、彼女の合意を得たと話す。
中国の大手検索エンジン「捜狐」が行ったアンケート調査によると、元旦を共に過ごすのは91・8%が「家族」と回答し、「恋人を優先する」と答えたのは、わずか8・2%。春節という伝統的なイベントは、家族と共に過ごす「保守派」が主流のようだ。
一方、家族と共に過ごしつつ、彼女への気配りも忘れないという男性もいる。中国のバレンタインデーは男性から女性にプレゼントするのが一般的で、当日に花束が届くよう事前に手配する人も多い。また、彼女と家族、両方寂しい思いをさせたくない男性は、彼女を家族に会わせて一気にゴールインという手法も。旧正月の華やいだムードの中なら、プロポーズの言葉も言いやすいかもしれない。
(翻訳編集・高遠)
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