賞金30万元の川(ネット写真)
【大紀元日本2月21日】環境保護局に新たな挑戦状が届いた。汚染された川で環境保護局長が泳いだら20万元(約300万円)の賞金を出すとミニブログで宣言した浙江省の企業家に続き、「この臭い川で泳いだら30万元(約450万円)をあげる」と値上げして挑戦する者が現れた。
今度の挑戦者は同省温州市蒼南県龍港鎮の在住者。「この川だけではなく、鎮内のすべての川は汚水で臭くなっている」と自身のミニブログに写真付きの書き込みを投稿し、「蒼南県環境保護局の蘇中潔局長がこの川で30分泳いだら、賞金30万元を出す」と前回の20万元を上回る金額を出した。
写真には大量のゴミのほかに土色の油が覆われている川が映し出されている。
この書き込みを見た県内在住の別の住民は即反応した。「鎮の繁華街を流れるこの川は真っ黒。本当に臭過ぎ!この書き込みを見た人は皆お金を出し合って、局長に泳いでいただこう」と賛同のメッセージを寄せた。
書き込みについて取材した南都網の記者に対し、この住民は「昔、川の中はゴミだらけだった。その後、政府はゴミを処理したが、真っ黒で臭い水とゴミはずっと流れてきている。臭すぎて日常生活に影響が出ている」と説明した。別の住民も「夏になると、窓を開けられないほど臭い」と証言した。
汚染の原因は川の両側にあるレストランは残飯やゴミをそのまま川に投棄しているためだという。
名指されて渦中の人物となった蘇中潔局長は今回の騒ぎについて「市民の危機感を理解できる」とコメントし、汚染源となったレストランについて、「2点xun_ネ内に改善しないと、営業中止処分を下す」との方針を示した。また、汚染された川について「以前から問題を知っている」と認めながらも、「これまでも対策を取っており、ほかにきれいな川もある」と釈明の弁を繰り返した。
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