【大紀元日本3月17日】ある中国の若者が両親にスマートフォンの使い方を解説するために、わかりやすい手書きのマニュアルを作ったことで賞賛を浴びている。
大学でコンピューターアニメーションを専攻していた26歳の張明さん、現在北京で働いている。旧正月に山東省の実家に戻った時、彼は中国版LINE・微信で両親と連絡を取るために2つのスマートフォンを両親のために購入した。
張さんは両親に微信の使い方を教えたが、その道は険しかった。結局、帰省していた12日の間に、両親に使い方を理解させることは出来なかった。その後北京に戻った張さんは週に数回、両親から使い方をたずねる電話をもらうようになった。当時のことを張さんは、自分のミニブログ(微博)にこう書いている。「自分はとても忙しく、勤務中に詳しく説明することができない。しかし両親の焦りも伝わってくる。それで、手書きのマニュアルを書くことにした」
張さんはそれから9ページの手作りの説明書を作成した。カラーペンでボタンやその機能、注意点を細かく書き込み、微信の使い方を丁寧に説明した。息子がそばにいなくても使えるようになれたという喜びも両親に感じてもらいたかったと張さんは言う。
手書きのマニュアルは効果てきめんだった。すぐに彼の両親は通話と写真の使い方を覚えた。張さんと両親はチャットするようになり、張さんが送る写真も両親が楽しめるようになった。
張さんがこの手書きマニュアルをミニブログで披露すると、その完成度の高さはすぐに反響を呼び、「中国の孝行息子」と賞賛されるようになった。
(翻訳編集・高明)
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