米カリフォルニアに住む4歳の男の子、エヴァン・リー君(Evan Le)。米NBC放送の人気バラエティー番組「リトル・ビッグ・ショット」に出演し、ピアノ曲2曲を披露したところ、その高度な技術と豊かな芸術性に全米の視聴者が釘付けになった。後日YouTubeにアップロードされたその時の動画は、わずか2日間で十数万回も再生された。
13日に放送された同番組で、まだペダルに足も届かない幼いエヴァン君が演奏したのは、モーツァルトの「トルコ行進曲」と難曲として知られる「熊蜂の飛行」。その卓越した技術に会場の観客からは感嘆の声があふれ、演奏終了後の拍手はいつまでも鳴りやまなかった。「天才」「神童」の呼び声も高く、将来への期待が高まっている。
「熊蜂の飛行」はロシアの大作曲家、リムスキー・コルサコフの作曲した名曲で、熊蜂の羽音を模した親しみやすい曲調は、誰しも聞き覚えがあるほどよく知られている。後に別の作曲家によって編曲されたピアノ独奏版は、超絶技巧を駆使したピアノの難曲として知られている。
NBCの報道によると、ベトナム系米国人であるエヴァン君がピアノを始めたのは3歳ごろ。わずか数か月後にはクラッシック音楽の様々な曲を弾きこなすようになった。好きな音楽家はバッハ。
(翻訳編集・桜井信一)
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