パキスタンに「太陽兄弟」と呼ばれる子供たちがいる。この兄弟は、太陽が出ている昼間はごく普通の子供と同じように生活できるが、日が沈むと話すことも歩くこともできなくなり、寝たきりの植物状態になってしまう。医学者も原因はわからないという。AP通信が6日に伝えた。
同国バルチスタン州在住のショエイブ君(13歳)とアブドゥル君(9歳)の兄弟は、昼間は普通の子供と同じように学校へ行ったり遊んだりすることができるが、日が沈むと彼らは身体の力がなくなり、食事をしたり話したりすることもできなくなる。
初めのころ両親は、彼らが太陽のエネルギーを吸収して活動しているのではないかと推測したが、彼らは昼間であれば真っ黒な部屋であろうが、日光のない雨の日であろうが活発に動くことができるという。
専門家は病因を解くため、兄弟が住む村の土や空気を採取して研究を進めている。
将来の夢はショエイブ君は教師、アブドゥル君はイスラム学者だという。
(翻訳編集・山本アキ)
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