15 年間、毎日ウォッカを 5杯、飲み続けた50歳の男性は、膵臓が石灰化してしまったという。2日、英デイリーメールなどが伝えた。
米国ペンシルベニア州で2日、この男性は、腹痛と下痢に悩まされていて、ついに吐血。病院で診断したところ、慢性膵炎であることが分かった。
医師との問診で、男性は過剰な飲酒習慣を告白。レントゲン写真には硬化した膵臓に大量のカルシウムの塊が堆積しているのが映っている。
特異な例として、検査結果は医療情報誌ニューイングランド・ジャーナルに掲載されるという。
この男性を診察したメーシー・カトリック・センターのYub Raj Sedhai医師は、過剰な飲酒を長期間続けた場合にカルシウム沈着は見られるが、今回のように石灰化するほどの深刻さはまれだという。医師によると、膵臓の細胞組織にダメージを与える酵素を解放するために、このような石灰化が起こる。固まったカルシウムは、膵臓の機能を失わせる。
男性は、消化のための酵素サプリメント摂取に加え、アルコール中毒の治療を行うことを余儀なくされた。
(翻訳編集・佐渡 道世)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。