[ワシントン 4日 ロイター] – 米環境保護局(EPA)は、オバマ前政権の気候変動対策の柱だった「クリーンパワープラン(CPP)」の撤廃を提案する。ロイターが入手したEPAの文書で明らかになった。
CPPは火力発電所の二酸化炭素(CO2)排出を削減する規制。
環境保護局は、CPPに代わる規制を策定するため、意見を公募する計画だ。
トランプ大統領は今年3月、環境保護局にCPPの見直しを命じる大統領令に署名していた。
CPPはオバマ政権が2015年に導入したが、その後27州が訴訟を起こしている。
業界筋によると、CPPの改廃計画は、早ければ今週末にも発表となる。環境保護局のコメントはとれていない。
オバマ前政権で同局の幹部を務めたジャネット・マッケイブ氏によると、手続きには数年かかる可能性があり、長期にわたって代替規制が導入されないことも考えられる。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。