トランプ氏と習近平氏の友好関係が盛んに取り上げられる中で、イギリス「デイリーポスト」紙はトランプ大統領とオバマ氏に対する中国の待遇の違いに着目した。マール・ア・ラーゴ会談で親交を深めたトランプ氏は用意周到で「皇帝並み」の待遇を受けた。一方、オバマ前大統領は航空機の非常口から出なければならなかった、というのだ。
11月8日、トランプ大統領を乗せた「エアフォース・ワン」が北京空港に到着した際、中国側は可動式タラップを用意し、トランプ大統領夫妻を出迎えた。空港では中国儀じょう隊士官と小学生たちが到着を祝い、米国のブランスタッド大使も大統領とティラーソン国務長官を出迎えた。中国側の周到な準備により、トランプ大統領はオバマ氏の二の舞を演じることはなかった。
一方、2016年、オバマ氏がG20の会合に出席するため杭州に降り立った際、十分な高さのタラップが用意されなかったため、オバマ氏は航空機の非常口から降りなければならなかった。
中国側の歓迎は可動式タラップで終わらなかった。トランプ大統領が北京に到着した際、中国の楊潔チ(チは虎に竹かんむり)国務委員は空港で出迎え、習近平主席と彭麗媛夫人は故宮博物館でトランプ夫妻を歓迎した。欧米メディアは、トランプ氏を故宮で歓迎することは極めてまれであると評価した。韓国メディアは「皇帝並み」だと書いている。
駐米大使の崔天凱氏によると、中国は今回のトランプ氏訪中に「国事訪問+(プラス)」の規格で臨むという。奏功したのか、トランプ氏は8日夜、中国の忘れられない素晴らしいおもてなしに感謝するとツイートした。
(翻訳編集・文亮)
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