[ワシントン 4日 ロイター] – 米韓首脳が軍事演習の延期で合意したことについて、マティス米国防長官は4日、延期は単に「ロジスティックな懸念」に配慮したためとし、演習は3月9─18日の平昌冬季パラリンピックの後に行うと述べた。
長官は、北朝鮮が韓国との対話に前向きな姿勢を示したことについては、米国を中心とする国際的な圧力の成果だと強調する一方で、「深読みするつもりはない」とし、北朝鮮の真意を見極める姿勢を示した。
米韓は通常、合同軍事演習「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」を春季に行う。北朝鮮は同国侵略への準備ととらえて強く反発、過去には対抗措置としてミサイル実験など挑発行為に出ることもあった。
マティス長官は、平昌冬季五輪・パラリンピックの期間中は韓国への訪問者が激増し、韓国軍が警備などに忙殺されるという、「ロジスティックな懸念」に配慮して軍事演習の延期が決まったと説明。韓国・北朝鮮の対話とは関係がなく「あくまでも実務的な問題」と強調した。
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