[ソウル 12日 ロイター] – 韓国統一省は12日、南北首脳会談実現に向けた環境作りの最初の取り組みとして、離散家族の再会をより頻繁に計画し、北朝鮮との軍事的な緊張を緩和させることを目指す方針を示した。
北朝鮮の高位級代表団は3日間の訪韓を終えて帰国。韓国では平昌冬季五輪の開会式に出席し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した。
統一省は「(代表団の訪韓は)北朝鮮の南北関係改善に向けた強い意思に加え、必要と判断すれば北朝鮮が前例なく思い切った対応を取ることが可能だということを示している」と指摘した。
「韓国国民の多くは北朝鮮の五輪参加を歓迎する一方で、国内外で批判と懸念の声も出ている」とした。
統一省は、南北関係の改善に向けた取り組みは韓国と北朝鮮が主導するとした上で、関係国の協力と国際社会の支援によっても行われると指摘。また「朝鮮半島の非核化という立場を踏まえ、韓国は北朝鮮に対する国際的な制裁を実施する」とともに、平和的手段を通じて問題解決に取り組むとした。
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