[ジュネーブ 12日 ロイター] – 世界貿易機関(WTO)が12日に発表した貿易見通しに関する指数によると、世界のモノの貿易は第2・四半期にトレンドを上回る水準で拡大を続ける見通し。
同指数は2016年第3・四半期から四半期ごとに公表されている。今回は102.3となり、11月の102.2から小幅上昇した。
7つの構成要素のうち、電子部品の貿易状況を示す指数のみが低下し、前四半期の103.3から94.1となった。WTOはこれに関して、消費者信頼感の低下を示唆している可能性があると説明した。
WTOのエコノミスト、コールマン・ニー氏は「成長は依然トレンドを上回っている」と指摘し、「強い輸出受注、空輸やコンテナ輸送などの状況をみると、2017年の回復は少なくとも2018年第1・四半期まで継続しているようだ」と語った。
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