[東京 19日 ロイター] – 19日のアジア時間の原油先物相場は上昇、米WTIは約2週間ぶりの高値を付けた。アジアの株式市場が持ち直しの動きとなっていることや中東情勢を巡る懸念が相場を押し上げている。
0217GMT(日本時間午前11時17分)時点で、米WTI原油先物<CLc1>3月限は0.74ドル(1.2%)高の1バレル=62.42ドル。先に2月7日以来の高値を付けた。
北海ブレント先物<LCOc1>は0.46ドル(0.7%)高の65.30ドル。前週は3%強上昇した。
イスラエルのネタニヤフ首相は18日、イランに対して直接行動を取る可能性があると言明、緊張が高まった。
エモリキャピタルマネジメントの江守哲最高経営責任者(CEO)は、WTIが前週に58ドルの安値を付けて反転して以降、上昇の勢いが続いていると指摘。
アジア株式市場の上昇が多少の支援材料となっているが、米石油掘削リグ稼働数の増加とドルの小反発が圧迫要因になっているとも述べた。
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した16日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数は798基で、前週から7基増加し、2015年4月以来の高水準となった。
19日は、米国および中国、インドが休場のため、薄商いが予想されている。
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